美容のヒフ科学 改訂10版
安田 利顕, 漆畑 修 著
内容
目次
はじめに 1 美容皮膚科とは 2 美容皮膚科の歴史 ・1950年代─化粧品トラブルの後始末 ・1960年代─美容に注目する皮膚科医が登場 ・1970年代─形成外科の独立が美容への関心を生む ・1980年代─エステティックの登場 ・1990年代─米国皮膚科学会による美容皮膚科重視施策 ・2000年代─美容皮膚科ブームの到来 ・2010年代─美容皮膚科の爛熟期 ・2020年代─患者獲得のための競争の時代? 3 美容皮膚科医療の問題点,今後の課題 Section1 皮膚の知識 1 美しい皮膚 1.皮膚は生きている 2.美しい皮膚の条件 2 皮膚の構造 1.皮膚の表面 2.表皮 3.真皮 4.皮下組織 5.皮膚の脈管と神経 3 皮膚付属器 1.脂腺(皮脂腺) 2.汗腺 3.毛 4 皮膚の機能 1.保湿作用 2.体温調節作用 3.知覚作用 4.呼吸作用 Section2 美容のための皮膚の知識 1 美容皮膚科学における角層 1.角層の厚さ 2.角層の表面 3.角層バリアと保湿因子 4.角層のケア 2 皮脂と皮脂膜 1.皮脂膜 2.皮脂膜と美容上の問題 3 皮膚の血液循環 1.皮膚の血管系 2.皮膚の血管の働き 3.血管系を強くするもの 4.皮膚のマッサージ 5.赤外線 4 経皮吸収 1.経皮吸収の経路 2.油溶性物質 3.水溶性物質の経皮吸収を強める方法 4.経皮吸収を目的とする化粧品 5 皮膚の色 1.皮膚の色を決めるもの 2.メラニン 3.皮膚の色の病気 4.シミの手当てと治療 5.アザの治療 6 皮膚の衰え(高齢者の皮膚とシワ) 1.皮膚の衰え 2.高齢者の皮膚の特徴 3.皮膚の衰えを招くもの 4.シワとは 5.表皮ジワ(乾燥ジワ)は保湿剤で消える 6.真皮ジワ(小ジワ・大ジワ)の治療とケア 7 皮膚と日光 1.日光と皮膚 2.日光と紫外線 3.日焼け 4.日焼け後の皮膚 5.上手な日焼け 6.サンスクリーン剤(日焼け止め) 7.皮膚の日光に対する抵抗力を強める方法 8.日光による皮膚の病気 8 皮膚と汗 1.発汗の種類 2.汗の成分 3.発汗のメカニズムと日射病・熱射病・熱中症 4.汗と皮膚疾患 5.汗かき(多汗症) 6.わきが(腋臭症) 7.色汗症 8.汗の対策とケア 9 皮膚の栄養 1.皮膚の栄養の条件 2.美容によい食事の条件 3.栄養と美容 4.栄養失調と皮膚 5.美容とビタミン 6.ビタミンA(脂溶性ビタミン) 7.ビタミンB群 (水溶性ビタミン) 8.ビタミンC(水溶性ビタミン) 9.ビタミンD(脂溶性ビタミン) 10.ビタミンE(脂溶性ビタミン) 11.食事のとり方 12.喫煙と皮膚 13.飲酒と皮膚 10 皮膚と内臓 1.肝臓 2.腎臓 3.胃腸 4.卵巣 5.副腎 Section3 スキンケアの科学 1 スキンケア 1.皮膚を清潔にする(洗浄のスキンケア) 2.皮膚の表面を整える(保湿のスキンケア) 3.紫外線から皮膚を守る(遮光のスキンケア) 4.皮膚の生理活性を高める(賦活のスキンケア) 5.皮膚に休養を与える(生活ケア) 6.皮膚に必要な栄養を摂る(栄養ケア) 7.皮膚の精神衛生に気を配る(ストレスケア) 2 皮膚と洗浄 1.洗顔 2.入浴 3 保湿剤 1.保湿剤の種類と特徴 2.保湿剤の使い方 4 季節のスキンケア 1.春先のスキンケア 2.夏のスキンケア 3.夏の終わりのスキンケア 4.秋のスキンケア 5.冬のスキンケア 6.生活環境とスキンケア 5 口腔のケア 1.口内炎 2.口臭 6 フットケア(足の美容) 1.足のトラブルの原因 2.タコとウオノメ 3.足のトラブル予防 4.足のスキンケア Section4 美容のための毛の知識 1 毛の成り立ち 1.毛の構造 2.毛の成分 3.毛の弾力(伸び縮み) 4.毛と水分 5.毛の栄養 2 毛の寿命 1.ヘアサイクル 2.自然脱毛と毛の再生 3.毛の成長期 4.毛の発育速度 3 毛の色 1.毛とメラニン 2.白毛(白髪)とは 3.白毛の成り立ち 4.その他の毛の色の変化 5.ヘアカラーリング剤の種類 4 毛とホルモン 1.性毛 2.頭髪とホルモン 3.眉毛とホルモン 5 脱毛症 1.加齢による脱毛症(老人性脱毛症) 2.男性型脱毛症 3.女性の男性型脱毛症 4.円形脱毛症 5.トリコチロマニア(抜毛癖) 6.休止期脱毛症 7.その他の脱毛症 6 ムダ毛の処理と治療 1.物理的脱毛 2.化学的脱毛(脱毛クリーム) 3.ブリーチ(脱色) 4.IPL脱毛 5.レーザー脱毛 7 パーマネントウェーブ(パーマ) 1.コールドパーマ 2.デジタルパーマ 3.パーマによる毛髪および皮膚障害 4.パーマ施術の注意 8 ヘアケア 1.洗髪を十分にする 2.毛に乳化した油を与える 3.頭皮をよくマッサージする 4.フケ症 Section5 美容のための爪の知識 1 爪の成り立ち 1.爪の役割 2.爪の構造 3.爪には丈夫な部分と弱い部分がある 2 爪の成長と栄養 1.爪の成長 2.爪は死んでいる 3.爪の栄養 3 爪の病気 1.爪の色の変化 2.爪の形の変化 3.爪郭部の変化 Section6 皮膚疾患と美容 1 敏感肌 1.敏感肌と敏感肌体質とは 2.敏感肌の分類 3.肌荒れ(顔の乾燥肌) 4.肌荒れスパイラル 5.肌荒れケアと敏感肌 6.敏感肌用化粧品 2 脂漏性皮膚炎 1.脂漏性皮膚炎の症状 2.脂漏性皮膚炎の発症機序 3.脂漏性皮膚炎の発症予防 4.脂漏性皮膚炎の治療 3 接触皮膚炎 1.重樹政接触皮膚炎の原因──接触毒 2.アレルギー性接触皮膚炎の原因──感作物質(アレルゲン) 3.アレルギー性接触皮膚炎の特徴 4.接触皮膚炎の症状と経過 5.金属アレルギー 6.接触皮膚炎の検査 7.接触皮膚炎の治療 4 アトピー性皮膚炎 1.アトピー性皮膚炎とは 2.症状と合併症 3.誘因・増悪因子 4.アトピー性皮膚炎の治療 5.薬物療法 6.スキンケアと生活指導 5 ニキビ(痤瘡) 1.ニキビは脂腺性毛包にできる 2.思春期ニキビと大人ニキビはできる理由が異なる 3.ニキビの経過と分類 4.発症機序からみたニキビ治療 5.ニキビのスキンケア 6.ニキビの生活指導 6 加齢に伴う皮膚疾患 1.老人性白斑 2.老人性色素斑(日光黒子) 3.老人性疣贅(脂漏性角化症) 4.老人性血管腫 5.日光角化症(老人性角化腫) 6.首いぼ(アクロコルドン,スキンタッグ) 7 皮膚感染症 1.感染しやすい皮膚感染症 2.大人では感染しにくい皮膚感染症 3.ほとんど感染しない皮膚感染症 Section7 美容皮膚科治療の最新知識 1 レーザー治療 2 フォトフェイシャル 3 注入・注射治療(フィラー) 4 ケミカルピーリング 5 トレチノイン療法 6 タラソテラピー(海洋療法) 7 アロマテラピー(芳香療法) 8 ハイドロジェンセラピー(水素療法) 9 医療アートメイク 10 アピアランスケア Section8 化粧品の基礎知識 1 化粧品とは 2 化粧品の種類 3 医薬部外品とは 4 薬用化粧品とは 5 機能性化粧品とは Column ・表皮基底膜ケア ・コラーゲン ・「スクアレン」と「スクアラン」について ・部位による皮膚の違い ・角層バリア機能の測定(TEWL) ・目の周りのクマ ・リンパの役割 ・抗シワ化粧品と抗シワ薬用化粧品 ・いわゆる「雪やけ」 ・飲む日焼け止め ・デオドラント製品 ・ビタミンC誘導体配合の化粧品 ・ホルモン補充療法(HRT) ・老化防止にはフィトケミカル(ファイトケミカル) ・いわゆる「秋口の抜け毛」 ・足のムレ ・カミソリカブレ ・VIO脱毛とエチケット脱毛 ・まつ毛エクステとまつ毛パーマ ・敏感肌(肌荒れ)のスキンケア ・皮膚炎(湿疹)の症状と経過 ・花粉皮膚炎 ・プロアクティブ療法 索 引
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