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当事者としての治療者~差別と支配への恐れと欲望~

富樫 公一  著

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価格 \4,180(税込)         

発行年月 2021年04月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 7p,251p
大きさ 22cm
ジャンル 和書/人文科学/心理学/精神分析
ISBN 9784753311798
商品コード 1032934059
NDC分類 146.1
基本件名 精神分析
本の性格 学術書/実務向け
新刊案内掲載月 2021年05月3週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1032934059

著者紹介

富樫 公一(著者):2001–2006年NPAP精神分析研究所,TRISP自己心理学研究所(NY)留学。2003–2006年南カリフォルニア大学東アジア研究所客員研究員 2006–2012年 広島国際大学大学院准教授(2007年まで助教授)専 攻 精神分析・臨床心理学。
現職 甲南大学文学部教授,TRISP自己心理学研究所ファカルティ・訓練分析家・スーパーヴァイザー,栄橋心理相談室精神分析家
著書 Kohut’sTwinshipAcrossCultures:ThePsychologyofBeingHuman(共著,Routledge),PsychoanalyticZero:ADecolonizingStudyofTherapeuticDialogues (Routledge),精神分析が生まれるところ──間主観性理論が導く出会いの原点(岩崎学術出版社),臨床場面での自己開示と倫理(共著,岩崎学術出版社),トラウマと倫理──精神分析と哲学の対話から(編著・監訳,岩崎学術出版社),不確かさの精神分析──リアリティ,トラウマ,他者をめぐって(誠信書房)

内容

私たちが目の前の人=患者を理解したと思ったとき,患者についての所見を書くとき,患者についての評価を述べるとき,患者に対して自分の理解を伝えるとき,そして,患者を変えてあげようと思うとき,私たちはその善意と専門性の背後に,加害性や植民地化への欲望をかかえていないだろうか。そこに差別や偏見がないだろうか。正直に述べよう──私自身はそこから逃れられたことがない。その中で私たちはどのように臨床実践に向き合い,何を考えて人と会い,そしてどんなことを考え続ける必要があるのだろうか。私は,本書がそうしたことについて,読者とともに考えるための場所になればと願っている。だから本書は,初心者向きでもあり,専門家向きでもあり,一般人向きでもあり,そして熟練者向きでもある。

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