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ホワイト・ティース<下>(中公文庫 ス10-2)

ゼイディー・スミス  著

小竹由美子  翻訳
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価格 \1,430(税込)         

発行年月 2021年06月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 468p
大きさ 16cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/イギリス文学
ISBN 9784122070837
商品コード 1033254177
NDC分類 933.7
書評掲載誌 朝日新聞 2021/08/21
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1033254177

著者紹介

ゼイディー・スミス(著者):ゼイディー・スミス

一九七五年、ロンドン生まれ。父はイギリス人、母はジャマイカ人。二〇〇〇年、処女作『ホワイト・ティース』を発表し、ウィットブレッド賞処女長篇小説賞、ガーディアン新人賞、英国図書賞新人賞、コモンウェルス作家賞最優秀新人賞などを受賞。英語圏文学界の寵児となる。〇三年、一三年、Granta誌の20 Best Young British Novelistsに選出される。移民や人種の問題、階級や世代などによる社会の分断や格差を描いた小説とともに、批評やエッセイも高く評価されている。その他の著作に長編小説『直筆商の哀しみ』『美について』(ブッカー賞最終候補、オレンジ賞受賞)『NW』『Swing Time』、短篇集『Grand Union』、エッセー集『Changing My Mind』『Feel Free』(全米批評家協会賞受賞)『Intimations』などがある。
小竹由美子(翻訳):一九五四年、東京生まれ。早稲田大学法学部卒。訳書にアリス・マンロー『イラクサ』『ピアノ・レッスン』、ジュリー・オオツカ『屋根裏の仏さま』(共訳)、ウェイク・ワン『ケミストリー』、ジョン・アーヴィング『神秘大通り』『ひとりの体で』、カリ・ファハルド=アンスタイン『サブリナとコリーナ』、ネイサン・イングランダー『地中のディナー』ほか多数。

内容

ロンドン出身の優柔不断な中年男・アーチーと、バングラデシュ出身の誇り高きムスリム・サマード。第二次大戦で親友となったふたりの半世紀にわたる友情を軸に、地理的にはヨーロッパからインド、ジャマイカ、時間においては19世紀末から現代までを、自在に行き来しながら物語は進む。


異なる信仰や文化をもつ家族に加え、イスラム原理主義者、エホバの証人、動物愛護主義者、遺伝子工学者、園芸家、フェミニストのレズビアン、などさまざまなキャラクターが登場し、混沌としたリアルな世界を描き出す。




“21世紀のディケンズ”と称されたジャマイカ系イギリス人作家が、ロンドンの移民家族をまきこむ、歴史、信条、言語、世代、遺伝子の差違が招いた悲喜劇を、過激でユーモラスに描いた傑作長編小説。分断と不寛容の広がる時代に新たな光を放つ、渾身の大作。待望の文庫化。

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