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百間、まだ死なざるや~内田百間伝~

山本 一生  著

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価格 \3,960(税込)         

発行年月 2021年06月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 567p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784120054396
商品コード 1033254202
NDC分類 910.268
個人件名 内田/百間
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2021年07月4週
書評掲載誌 日本経済新聞 2021/07/24
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1033254202

著者紹介

山本 一生(著者):山本一生

1948年生まれ。近代史家、競馬史家。東京大学文学部国史学科卒業後は、富士石油入社し、おもに線形計画法を用いたシステム開発業務に携わる傍ら、競馬の歴史や文学、血統に関する翻訳やエッセイを発表した。1997年にフリーになると近代史に転じ、恩師である伊藤隆東大名誉教授のもとで『有馬頼寧日記』の編集に加わり、その後は「日記読み」として戦間期の日記をもとに時代を読み解く試みを行っている。
『恋と伯爵と大正デモクラシー:有馬頼寧日記1919』(日本経済新聞社)で第56回日本エッセイスト・クラブ賞受賞。
 その他の著作としては『哀しすぎるぞ、ロッパ:古川ロッパ日記と消えた昭和』(講談社)、『水を石油に変える人:山本五十六、不覚の一瞬』(文藝春秋)、『日記逍遙 昭和を行く』(平凡社新書)、『増補 競馬学への招待』(平凡社ライブラリー)、『書斎の競馬学』(平凡社新書)、『競馬学の冒険』(毎日新聞社)、『ああ、あたしのトウショウボーイ』(青土社)などがある。

内容

「風といふより、音ぢやないですか」――没後50年を迎えた内田百間の残した作品と戦前・戦後の膨大な日記を、稀代の日記読みが丹念に読み込む初の評伝。「恋文」「恋日記」の時代から結婚、そして別居、学生たちとの深い交流、高利貸しとの付き合い、飛行機と船と汽車、名作誕生の経緯など、周辺の事実と照合しながら、その「わがまま」な人生を再構築する。なお、「百間」の号は出身地・岡山の百間川に由来し、当人も戦中のある時期までは「百間」を使っていたので、本書では「百間」で統一する。


序章  ロッパ日記から百間日記へ

第一章 捨て子の母、野心家の父

第二章 初恋日記

第三章 素琴先生と仲間たち

第四章 此縁談調へ難し

第五章 百間成婚、君に先んぜらる

第六章 帝国大学は出たものの

第七章 漱石先生の死

第八章 海軍機関学校とスペイン風邪

第九章 大正八年春、家計破綻す

第十章 豚小屋の法政大学

第十一章 『冥途』と隣家の殺人事件

第十二章 関東大震災と高利貸

第十三章 債鬼におわれて三千里

第十四章 芥川の死と砂利場の日々

第十五章 法政航空研の「陽気な秘密」

第十六章 百間の空想は偉なり

第十七章 法政大学の空騒ぎ

第十八章 『百鬼園随筆』と風船画伯

第十九章 二二六事件から「相剋記」へ

第二十章 事変前夜の桑原会

第二十一章 支那事変と「東京日記」

第二十二章 日本郵船の夢獅山房

第二十三章 太平洋戦争と錬金術

第二十四章 東京焼盡、滂沱の涙

第二十五章 掘立小屋からの脱出

第二十六章 サラサーテの盤に阿房列車

終章 摩阿陀会の黄昏

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