内容

目次

序 <b>第一章　意味論とクルアーン</b> 　一　クルアーンの意味論 　二　個別概念の統合 　三　「基本的」意味と「連関的」意味 　四　語彙と世界観（Weltanschauung） <b>第二章　歴史のなかに配置されたクルアーンのキー・ターム</b> 　一　通時的意味論と共時的意味論 　二　クルアーンと<ruby>後<rt>ポスト</rt></ruby>クルアーン諸体系 <b>第三章　クルアーンの世界観の基本構造</b> 　一　予備考察 　二　神と人間 　三　ムスリム共同体 　四　不可視なものと可視なるもの 　五　現世と来世 　六　終末論的概念群 <b>第四章　アッラー</b> 　一　アッラーという語の「基本的」意味と「連関的」意味 　二　アラビア半島の異教におけるアッラーの概念 　三　ユダヤ教徒とキリスト教徒 　四　異教のアラブ人たちが手にしたユダヤ・キリスト教のアッラーの概 　　　念 　五　ハニーフたちのアッラー <b>第五章　神と人間の存在論的連関</b> 　一　創造の概念 　二　人間の運命 <b>第六章　神と人間のコミュニケーション的連関（Ⅰ）</b> <b>――非言語的コミュニケーション</b> 　一　神の「徴／記号」 　二　神的導き 　三　コミュニケーションの手段としての崇敬 <b>第七章　 神と人間のコミュニケーション的連関（Ⅱ）</b> <b>――言語的コミュニケーション</b> 　一　神の語り（kalām Allāh） 　二　ワユフという語の原義 　三　啓示の意味論的構造 　四　アラビア語における啓示 　五　祈り（ドゥアー、Du‘ā’） <b>第八章　ジャーヒリーヤとイスラーム</b> 　一　イスラームと、<ruby>卑<rt>ひく</rt></ruby>く在って己れを委ねることの概念 　二　ヒルムからイスラームへ 　三　「服従」としての宗教（ディーン、dīn）の概念 <b>第九章　神と人間の倫理的連関</b> 　一　慈しみの神 　二　怒りの神 　三　ワアドとワイード 　解　説 　監訳者あとがき 　参考文献 　索引……事項索引／アラビア語用語索引（和訳つき） 　　　　　人名・著者名索引／クルアーン引用索引／原語索引