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著作権は文化を発展させるのか~人権と文化コモンズ~
山田 奨治
著
発行年月 |
2021年07月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
302p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/総記/総記/書誌・出版 |
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ISBN |
9784409241394 |
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商品コード |
1033343784 |
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NDC分類 |
021.2 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2021年09月1週 |
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書評掲載誌 |
朝日新聞 2021/09/25 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1033343784 |
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著者紹介
山田 奨治(著者):山田 奨治(やまだ・しょうじ)
1963年生。現在、国際日本文化研究センター教授、総合研究大学院大学教授。京都大学博士(工学)。専門は情報学、文化交流史。筑波大学大学院修士課程医科学研究科修了後、(株)日本アイ・ビー・エム、筑波技術短期大学助手などを経て現職。ケンブリッジ大学ウォルフソン・カレッジ、フランス国立社会科学高等研究院、ハーバード大学ライシャワー研究所で客員研究員等を歴任。主な著作に、『日本の著作権はなぜこんなに厳しいのか』『日本の著作権はなぜもっと厳しくなるのか』『東京ブギウギと鈴木大拙』(以上、人文書院)、『〈海賊版〉の思想 18世紀英国の永久コピーライト闘争』( みすず書房)、『禅という名の日本丸』(弘文堂)、『情報のみかた』(弘文堂)、『日本文化の模倣と創造 オリジナリティとは何か』(角川書店)など。『東京ブギウギと鈴木大拙』で第31回ヨゼフ・ロゲンドルフ賞受賞。
内容
著作権のパラダイム転換へ
複雑になるだけの著作権は本当に文化のためになっているのか? それはユーザーの権利を阻害していないだろうか? 本書はこうした観点から、権利論とコモンズ論を基軸に人文社会、自然科学の知見を幅広く援用し、そもそも文化とは何かまで根底的に問い直す。ユーザーの人権という視点から、数百年に及ぶ著作権のパラダイム転換を提案する意欲作。
「ひとは影響を受けた作品を身体化し、所有している。作品のユーザーにも人権にもとづく権利があるのではないか。「文化」は集団的なものであり私的所有とは相性が悪いのではないか。そういった考えが本書の底流にある。これは論争を呼ぶアイデアだと思う。」
◎目次
第Ⅰ部 作者とユーザーの人権
第一章 著作権の人権論
第二章 障害者アートをめぐって
第三章 ユーザーの人権
第四章 作品が身体化する
第Ⅱ部 「文化」とは何か
第五章 「文化」概念の変遷
第六章 日本の「文化」概念の現在地
第Ⅲ部 文化のコモンズへ
第七章 文化コモンズを考える
第八章 「海賊版」からオープンアクセスへ
第九章 「文化の発展」のために