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悪の五輪(講談社文庫 つ33-2)

月村 了衛  著

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価格 \748(税込)         

発行年月 2021年07月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 310p
大きさ 15cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784065200384
商品コード 1033343926
NDC分類 913.6
書評掲載誌 読売新聞 2021/08/15
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1033343926

著者紹介

月村 了衛(著者):1963年大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部文芸学科卒業。2010年『機龍警察』で小説家デビュー。2012年に『機龍警察 自爆条項』で第33回日本SF大賞、2013年に『機龍警察 暗黒市場』で第34回吉川英治文学新人賞、2015年に『コルトM1851残月』で第17回大藪春彦賞、『土漠の花』で第68回日本推理作家協会賞を受賞。2019年『欺す衆生』で山田風太郎賞を受賞した。他の著書に『神子上典膳』『奈落で踊れ』『白日』『非弁護人』などがある。

内容

1963年3月21日、翌年の東京オリンピック開催を前に、公式記録映画の監督を務めることになっていた黒澤明が降板した。博打をしのぎにしている白壁一家の人見稀郎は、親分からの指示を受け、中堅監督の錦田を後任にねじ込んで、興行界に打って出るべく動き出す。オリンピック組織委員会には政治家、財界関係者が名を連ねており、その下には土建業者や右翼、ヤクザ、さらには警察までもが蠢いており、あらゆる業種が莫大な利権に群がっている。稀郎は記録映画の監督選定に権限を持つ委員たちの周辺を洗い、金や女を使って言うことを聞かせようとする。東京が、日本が劇的に変貌を遂げた昭和の東京オリンピックをモチーフに、現代エンターテインメント小説の旗手が放つ、長編社会派クライムノベル。

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