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陸軍将校の教育社会史~立身出世と天皇制~<上>(ちくま学芸文庫 ヒ19-1)

広田 照幸  著

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価格 \1,320(税込)         

発行年月 2021年07月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 350p
大きさ 15cm
ジャンル 和書/社会科学/政治学/現代政治・行政学
ISBN 9784480510532
商品コード 1033376103
NDC分類 390.7
基本件名 軍事教育-歴史
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2021年08月4週
書評掲載誌 毎日新聞 2021/12/04
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1033376103

著者紹介

広田 照幸(著者):広田 照幸(ひろた・てるゆき)1959年生まれ。現在、日本大学文理学部教育学科教授。研究領域は教育社会学で、近現代の教育を広く社会科学的な視点から考察している。1997年、『陸軍将校の教育社会史』(世織書房)で第19回サントリー学芸賞(思想・歴史部門)受賞。著作に『教育は何をなすべきか――能力・職業・市民』(岩波書店)、編著に『歴史としての日教組 上・下』(名古屋大学出版会)など多数。

内容

戦時体制を支えた精神構造は、「滅私奉公」ではなく「活私奉公」だった。第19回サントリー学芸賞を受賞した教育社会史の傑作が、待望の文庫化!===天皇制イデオロギーの「内面化」が、戦時体制を積極的に担う陸軍将校を生み出したというのは真実か。本書は、膨大な史料を緻密に分析することを通じて、従来の前提とされていた言説を鮮やかに覆していく。戦前・戦中の陸軍将校たちは、「滅私奉公」に代表されるような従来のイメージとは異なり、むしろ世俗的な出世欲をもつ存在だった。秩序への積極的な同化こそが、陸軍将校を生んだ。上巻には、「〈序論〉 課題と枠組み」から「〈第2部〉 陸士・陸幼の教育」第2章までを収録する。第19回サントリー学芸賞受賞作、待望の文庫化。===【目次】(上巻)文庫版のためのまえがき〈序論〉 課題と枠組み第一節 問題意識/第二節 対象と研究枠組み〈第Ⅰ部〉 進路としての軍人第一章 陸士・陸幼の採用制度の変遷と競争の概観   第一節 はじめに/第二節 学力と学歴/第三節 納金制の変遷/第四節 志願者数の変動/第五節 志願・採用者の学歴/第六節 小括第二章 下士から将校への道   第一節 はじめに/第二節 建軍期の下士制度/第三節 一八八一年の諸改革/第四節 下士と将校の遥かな距離/第五節 小括第三章 進学ルートとしての評価   第一節 はじめに/第二節 志願・採用状況と地域分布/第三節 中学の学校階層と陸士志願/第四節 昭和初頭までの概括/第五節 戦時期における軍学校への進学/第六節 小括第四章 将校生徒の社会的背景   第一節 課題/第二節 将校生徒の族籍/第三節 出身家庭の職業/第四節 出身家庭の社会経済的地位/第五節 小括〈第Ⅱ部〉 陸士・陸幼の教育第一章 教育目的とカリキュラム   第一節 はじめに/第二節 教育目的と方針/第三節 カリキュラム/第四節 小括第二章 教育者と被教育者   第一節 はじめに/第二節 形式化・形骸化した訓話/第三節 国家我と立身出世/第四節 生徒の作文から(その1)/第五節 生徒の作文から(その2)/第六節 小括

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