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ベトナム戦争と韓国、そして1968

コ ギョンテ  著

平井 一臣, 姜 信一, 木村 貴, 山田 良介  翻訳
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価格 \3,960(税込)         

発行年月 2021年08月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 371p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/人文科学/歴史学/アジア・オセアニア史
ISBN 9784409510865
商品コード 1033477901
NDC分類 223.107
基本件名 ベトナム戦争(1960〜1975)
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2021年10月1週
書評掲載誌 朝日新聞 2021/10/02
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1033477901

著者紹介

コ ギョンテ(著者):コ・ギョンテ/『ハンギョレ土曜版』編集者。1967年生まれ。『ハンギョレ21』で、ベトナム戦争民間人虐殺報道を担当。枯葉剤後遺症戦友会2千余名の新聞社襲撃という初の事件を経験。読者が集めた募金でベトナムに「韓ベ平和公園」の建設に参与。『ハンギョレ21』編集長、『シネ21』編集長、生活文化セクション等のチーム長、文化スポーツ編集者等を歴任。著書として『誘惑する編集者』、『書き込みホームスクール』、『韓国民現代史』等。
平井 一臣(翻訳):平井一臣(ひらい・かずおみ)/1958年生まれ。九州大学大学院法学研究科博士後期課程政治専攻単位取得退学。博士(法学)。現在、鹿児島大学教授。専門は政治史・地域政治。主な論文・著書に「再考・小田実とベ平連-ベ平連への参加と『難死』の思想・『加害』の論理-」『国立歴史民俗博物館研究報告』第216集、2019年、「1968年のベ平連-生成・共振・往還の運動のなかで-」『思想』第1129号、岩波書店、2018年、『つながる政治学-12の問いから考える』法律文化社、2019年(共編著)、『べ平連とその時代--身ぶりとしての政治』有志舎、2020年、など。
姜 信一(翻訳):姜信一(かん・しんいる)/1971年生まれ。建国大学大学院行政学科博士後期課程修了(単位取得退学)。九州大学大学院博士こうr機過程単位取得満期退学。現在、九州国際大学教授。専門は、行政学、地方自治。主な論文・著作に、「일본 지방자치의 오늘을 본다(原題:分権の光・集権の影)」(単著<韓国語訳>)、建国大学校 出版部(韓国)、2003 年、 「韓国の情報化村事業についての考察:情報格差と経済格差の解消へのアプロー チ」(共著) 九州大学大学院言語文化研究院『言語文化論究』第 29 号、2012 年(姜 信一・稲葉美由紀)、「地方議員の専門性強化方案:地方議会政治センターの設立を中心に」(共著) 『韓国ガバナンス学会報』第 21 巻 第2号、2014 年(琴敞淏・姜信一)、「文在寅政権の対北朝鮮政策の方向」(単著)『東アジア研究』25号(東アジア学会)、2019 年、など。
木村 貴(翻訳):木村貴(きむら・たかし)/1972年生まれ。釜山大学校大学院法学科公法専攻博士課程修了(単位取得退学)。九州大学大学院法学府政治学専攻博士後期課程単位取得満期退学。現在、福岡女子大学教授。専門は、国際人権法、韓国政治。主な論文・著書に、『九州大学発韓国学の展望-東アジア共通課題解決にチ ャレンジする-』花書院、2013、共著、「韓国「民主化」のなかの在日韓国人」『世界』835,岩波書店、2012、『コリアの法と社会』日本評論社、2020、共著、など。
山田 良介(翻訳):山田良介(やまだ・りょうすけ)/1972年生まれ。九州大学大学院法学研究科政治学専攻博士後期課程単位取得退学。現在、九州国際大学准教授。専門は、政治史・日韓関係。主な論文・著書に、『政治史への問い/政治史からの問い』、(共著)法律文化社、2009 年、(熊野直樹、山田良介他著)、『九州大学発韓国学の展望』、(共著)花書院、2013 年、(松原 孝俊編)、『つながる政治学』、(共著)法律出版社、2019 年、(平井一臣、 土肥勲嗣編)、ほか。

内容

1968年2月12日、ベトナム、フォンニ・フォンニャット村。

ベトナム戦争の最中でおきた虐殺事件。その日いったい何が起きたのか。

韓国社会を揺るがせた戦争加害の証言。

ハンギョレ新聞の記者である著者が、インタビューをかさね丹念に追った戦争の記憶と東アジアの激動の歴史! 韓国から見た1968年論ともいえる本書は、市民運動の高まりにも言及しつつ戦争の傷からの和解を模索する。



本書は、ベトナム戦争に派兵された韓国軍による民間人虐殺事件に焦点を当て、ベトナム派兵を決定した朴正煕政権、米韓関係を中心とした韓国を取り巻く国際関係、さらに日本のベ平連などのベトナム反戦運動など、事件の実相とその背景について多角的分析を試みたものである。筆者は何度も現地に足を運び被害者やその遺族からの証言に耳を傾けるとともに、ベトナム戦争に従軍した韓国軍人への調査も行い、戦争における被害-加害の両面を丹念に追いかける。さらに、民間人虐殺事件をめぐる謝罪や慰霊の問題にも言及することにより、戦争が残した爪痕の深さを伝え、戦争責任の問題をめぐる今日的な問題を提起している。

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