暗き世に爆ぜ~俳句的日常~
小沢信男
著
発行年月 |
2021年08月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
221p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/文学/日本文学 |
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ISBN |
9784622090311 |
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商品コード |
1033487349 |
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NDC分類 |
914.6 |
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書評掲載誌 |
朝日新聞 2021/09/18 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1033487349 |
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著者紹介
小沢信男(著者):1927年、東京都芝区(現・港区)新橋に生まれる。作家。日本大学芸術学部卒業。著書『わが忘れなば』(晶文社1965)『若きマチュウの悩み』(創樹社1973)『東京の人に送る恋文』(晶文社 1975)『犯罪専科』(東邦出版社1978/河出文庫1985)『犯罪紳士録』(筑摩書房1980/ちくま文庫1990)『いま・むかし東京逍遥』(晶文社1983)『書生と車夫の東京』(作品社1986)『東京百景』(河出書房新社1989)『あの人と歩く東京』(筑摩書房1993)『全句集 んの字』(大日本印刷ICC本部2000)『裸の大将一代記』(筑摩書房2000/ちくま文庫2008/桑原武夫学芸賞)『悲願千人斬の女』(筑摩書房2004)『通り過ぎた人々』(みすず書房2007)『東京骨灰紀行』(筑摩書房2009/ちくま文庫2012)『本の立ち話』(西田書店2012)『捨身なひと』(晶文社2013)『俳句世がたり』(岩波新書2016)『私のつづりかた』(筑摩書房2017)『ぼくの東京全集』(ちくま文庫2017)ほか。2021年3月3日死去。
内容
「俳句は今の今がいのち、ではあるまいか。写生句にせよ回想句にせよ、さながら眼前に気配を伴えばこそ。柿食えば法隆寺の鐘が身近に響くようだし、雪降れば明治がはるかに遠くなるではないですか」
「芭蕉このかたこんにちまであまたの先達各位の句集などから、おりおりにこころ惹かれる句々を手控えておこう。そうして日々の思案や感慨の、引きだし役やまとめ役になっていただくのはどうだろう。(…)月々の季節の移ろいにつれて、または継起する天下の出来事に目をみはりつつ、あちらの先達やこちらの知友の名吟佳吟と、いささか勝手ながらおつきあいいただいて三々五々、連れ立って歩いていこう。そこで題して〈賛々語々〉」
俳句で世語り、街歩き——「賛々語々」ほか東日本大震災からコロナ禍の現在まで、世相と軽やかに切り結びつつ著者が綴り残した珠玉のエッセイ。絶筆「花吹雪」収録。