著者紹介

内容

目次

はじめに 第1章　イントロダクション――その場に適切なことを 　私は，自分自身であり，自分自身として行動することを目指す（Winnicott, 1962, p.166） 第Ⅰ部　アセスメント 第2章　まずはアセスメント――子どもと思春期の精神保健相談のアセスメントにおける，子どもの心理療法士の役割 　はじめに 　子ども・思春期サービスにおける心理療法士の役割の発展 　イニシャルアセスメント 　子どもの心理療法のための専門的アセスメント 　アセスメントの枠組み 　まとめ 第3章　声に出して考えてみる――子どもの心理療法士と，裁判のための家族アセスメント 　裁判の流れ 　法的背景 　プロセスの開始――外来でのアセスメント 　報告書の作成 　出廷 　居住アセスメント 　声に出して考えてみること 　まとめ 第4章　不安，投影，そして魔法のような解決への道のり――リスクアセスメントを求められるとき 　リスクについて考える 　プロセス 　フィードバック 　まとめ 第5章　思春期のアセスメントの特徴と問題 　思春期の課題 　防衛 　紹介と事前アセスメント 　アセスメントのペース 　思春期青年との初回面接 　リスクアセスメントと自死 　学校におけるアセスメント 　まとめ 第Ⅱ部　重なり合う領域 第6章　乳幼児精神保健――ディリス・ドーズとの対話 第7章　治療的コンサルテーションと，アセスメントにおける人種と文化 　文脈 　コンサルテーションと子どもの臨床心理士 　アセスメント 　面接 　問題を支援すること 　まとめ 第8章　家族の死――9.11後のマンハッタン・ピア94にて 　2001年9月27日 　2001年10月10日 第9章　親密性から行動化へ――危険な子どものアセスメントとコンサルテーション 　マーティンの生育歴 　犯罪 　暴力について考える 　マーティンの機能――さらなる理論 　マーティンとの出会い 　精神分析的理解が提供するもの 　まとめ 第Ⅲ部　コンサルテーションとその先 第10章　アンダー・ファイブ・サービスへのコンサルテーション 　運用の実際 　過去からの反響を，現在，認識すること 　コンサルテーションという心の構えでいること 　事例 　まとめ 第11章　話を聴くことのインパクト――性的虐待を受けた若者を援助する職員へのコンサルテーション 　理論 　職員集団との仕事 　さらなる考察 第12章　「嫌われ者になるべく，給料をもらっているんだよ」――臨床家兼管理職という役割における緊張 　はじめに 　マネジメント，多職種チーム，そして患者 　外的現実と内的現実 　集団に課される役割 　コンテイニング機能としての管理者 　「マニ，あなたは自分のためにだけ分析を受けていたのではなく，……チームのためでもあったんだよ」 　タイミングの重要性 　まとめ 第13章　コンサルテーションを超えて――ヤングマインズ (YoungMinds)での仕事 　コンサルテーションを超えて 　子ども相談財団（Child Guidance Trust） 　子どもの精神保健という意味 　ヤングマインズ 　ヤングマインズと精神分析 　まとめ 監訳者あとがき 訳者 鵜飼奈津子【第１章】 森　和子【第２章】 竹田駿介【第３章】 武田和士【第４章】 小堀　泉【第５、７章】 岩阪恵美子【第６章】 村田りか【第８、９章】 杉浦浩代【第１０章】 吉岡彩子【第１１章】 細野久容【第１２、１３章】