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西太平洋連合のすすめ~日本の「新しい地政学」~

北岡 伸一  編
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価格 \2,860(税込)         

発行年月 2021年10月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 480p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/社会科学/政治学/国際関係論
ISBN 9784492444634
商品コード 1033639778
NDC分類 319.2
基本件名 アジア-対外関係
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2021年11月2週
書評掲載誌 日本経済新聞 2022/01/22
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1033639778

著者紹介

北岡 伸一(編者):北岡 伸一(キタオカ シンイチ)
JICA理事長、東京大学名誉教授、立教大学名誉教授
国際協力機構(JICA)理事長、東京大学名誉教授、立教大学名誉教授。
1948年生まれ。東京大学法学部卒業。同大学大学院法学政治学研究科博士課程修了(法学博士)。専門は日本政治外交史。立教大学教授、東京大学教授、国連大使、政策研究大学院大学教授、国際大学学長などを経て、2015年より現職。2011年、紫綬褒章。著書に『清沢洌』(1987年、中公新書、サントリー学芸賞受賞)、『日米関係のリアリズム』(1991年、中公叢書、読売論壇賞受賞)、『自民党』(1995年、読売新聞社、吉野作造賞受賞)。近著に『新しい地政学』(2020年、共編、東洋経済新報社)、『世界地図を読み直す――協力と均衡の地政学』(2019年、新潮選書)、『明治維新の意味』(2020年、新潮選書)など。

内容

「米中対立」時代に日本が生き残る道とは。
日本、東南アジア諸国、オーストラリア、ニュージーランド、太平洋島嶼国などによる
「柔らかな民主主義の連合体」構想。
第一線の研究者が提示する「もう一つの選択肢」。

中国の膨張に対抗するためには、大きなグループを作ることが必要である。国際社会の構成要素は、依然として主権国家であるが、現在の国際社会で一定の発言権を持つためには、数億人の塊が必要である。
私が提唱する西太平洋連合(WPU)は、日本、A S E A N諸国、オーストラリア、ニュージーランド、太平洋島嶼国など、つまり、中国政府高官が述べ、習近平が示唆した、中国の影響下に入るべき地域が、1つのグループとして自立性を持ち、発言しようとするものである。(「序章」より)


【主要目次】

序 章 西太平洋連合を構想する

〈第Ⅰ部 ASEAN加盟国〉

第1章 インドネシアの西太平洋連合構想

第2章 フィリピンの地域主義外交と西太平洋連合

第3章 ベトナムの「非対称性の管理」と対外関係

第4章 タイの外交政策と生存戦略――バランスと国益の追求

第5章 ポスト軍政のミャンマー――「民主化」、経済成長、クーデター

第6章 マレーシアの外交・安全保障政策

第7章 人民党政権の対中傾斜とカンボジアの内政動向

第8章 脱内陸国の地政学ーーラオスの西太平洋連合構想

第9章 シンガポールの外交戦略――「脆弱性」と「実用主義」

コラム ブルネイーー王政・エネルギー・全方位外交

〈第Ⅱ部 豪州、NZ、太平洋島嶼国〉

第10章 日豪は、戦略的パートナーたり得るか

コラム 「小粒でもぴりりと辛い国」ニュージーランド

第11章 太平洋島嶼国

コラム 東ティモール――「紛争から繁栄へ」の時代における日本の役割

〈第Ⅲ部 その他関係国・地域〉 

第12章 西太平洋の国際関係と台湾

コラム バングラデシュ――東南アジアと南アジアを連結し、力強く成長するパートナー

コラム アフリカとの関係から考える西太平洋連合の可能性

終 章 アジア地域主義の展開の中の西太平洋連合

目次

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