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FCバイエルンの軌跡~ナチズムと戦ったサッカーの歴史~
ディートリヒ・シュルツェ=マルメリング
著
中村 修
翻訳
発行年月 |
2021年11月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
484p,28p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/スポーツ・健康科学/スポーツ・健康科学 |
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ISBN |
9784560098721 |
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商品コード |
1033654073 |
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NDC分類 |
783.47 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2021年12月1週 |
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書評掲載誌 |
日本経済新聞 2021/12/11 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1033654073 |
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著者紹介
ディートリヒ・シュルツェ=マルメリング(著者):ドイツを代表するサッカージャーナリスト・サッカー史研究家。本書にて、ドイツサッカー文化研究所より、サッカー書籍年間最優秀賞を受賞。
中村 修(翻訳):1968年6月29日生まれ。名古屋大学大学院文学研究科修了 博士(文学)名古屋大学、愛知県立大学、愛知工業大学、名古屋外国語大学、愛知学院大学において非常勤講師としてドイツ語、ドイツ文化事情を担当。
内容
ホロコーストの記憶を刻む、ドイツ王者120年の歴史。
ブンデスリーガ九連覇を果たし、最多優勝記録保持者(レコードマイスター)を誇るFCバイエルン・ミュンヘン。いまや強豪クラブチームとして勇名を轟かすが、歴史を築いた選手や指導者たちにユダヤ系の人びとが数多く存在したことはあまり知られていない。ドイツ選手権初制覇はユダヤ人会長とユダヤ人監督のもと成されたのだが、FCバイエルンを王座に導いたユダヤ人たちは〈敬われ、迫害され、忘却されて〉きた。
1933年4月9日、ドイツでは、主要なサッカークラブが声明を発表する。それはナチスの政治体制への協力を申し出るもので、スポーツクラブからの「ユダヤ人排斥」に関するものであった──。
本書はFCバイエルンとそのクラブに関わったユダヤ人たちを顕彰し、世界史の闇のなかに葬り去られてきた「ナチス時代におけるサッカー界の実情」を描き出した、画期的な歴史書。読み物としての面白さもそなえている。ドイツのサッカー王者120年の歴史。
「ナチズムが台頭する時代のサッカー」を詳らかにすることで、「ホロコーストの記憶」を刻印する、現代史の一級資料。人名解説索引・写真多数収録。木村元彦さん推薦。