内容
昭和38(1963)年の初版以来約60年の長きにわたって好評を得てきた 『分析化学データブック』の最新改訂版
『分析化学便覧』のポケットサイズのデータ編として、分析の現場で頻繁に使うデータをまとめたデータブック。本改訂版の構成は基本的には第5版を踏襲したものであるが、今回の改訂ではQRコードを利用し、定性分析や重量・容量分析など、実用性は低下しているが教育的には重要であるもの、必要だが使用頻度はやや低いと思われる種々のデータなどの一部をWebにて公開した。一方、特に「X線分析」「表面・界面分析」「NMRおよびESR」「バイオアナリシス」「環境分析」では、分析化学の発展に対応した内容の充実を図った。また、近年の安全に関する社会の意識変化を鑑み、「分析実験の安全確保」を第4版以来復活させた。分析化学者・技術者のみならず、この分野を学び始めた学生らの日常必携のデータブックとして活用してほしい。