ホーム > 商品詳細
書評掲載
丸善のおすすめ度

猫に学ぶ~いかに良く生きるか~

ジョン・グレイ  著

鈴木晶  翻訳
在庫状況 お取り寄せ  お届け予定日 10日間  数量 冊 
価格 \3,300(税込)         

発行年月 2021年11月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 176p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/生命科学、医学、農学/農学/畜産
ISBN 9784622090496
商品コード 1033729864
NDC分類 645.7
基本件名 ねこ(猫)
本の性格 学術書/学生用
新刊案内掲載月 2021年12月2週
書評掲載誌 日本経済新聞 2022/01/08、毎日新聞 2022/02/05
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1033729864

著者紹介

ジョン・グレイ(著者):(John Gray)
1948年生まれ。イギリスの政治哲学者。オックスフォード大学で博士号取得後、オックスフォード大学、ハーヴァード大学、イェール大学その他で教鞭をとり、2008年に引退するまでロンドン・スクール・オブ・エコノミクス教授(ヨーロッパ思想)。著書 『グローバリズムという妄想』(日本経済新聞社、1999)、『自由主義の二つの顔:価値多元主義と共生の政治哲学』(ミネルヴァ書房、2006)、『アル・カーイダと西欧:打ち砕かれた「西欧的近代化への野望」』(阪急コミュニケーションズ、2004)、『ユートピア政治の終焉:グローバル・デモクラシーという神話』(岩波書店、2011)、『バーリンの政治哲学入門』(岩波書店、2009)、『わらの犬:地球に君臨する人間』(みすず書房,2009)、『猫に学ぶ:いかに良く生きるか』(みすず書房、2021)他多数。The Guardian, Times Literary Supplementその他の紙誌に定期的に寄稿。
鈴木晶(翻訳):(すずき・しょう)
1952年生まれ。法政大学名誉教授。専門は精神分析思想史と舞踊史。精神分析思想史の著書に『フロイト以後』(講談社現代新書)など。訳書は、エーリッヒ・フロム『愛するということ』(紀伊國屋書店)、エリザベス・キューブラー=ロス『死ぬ瞬間:死とその過程について』(中公文庫)、スラヴォイ・ジジェク『イデオロギーの崇高な対象』(河出文庫)、ピーター・ゲイ『フロイト』(みすず書房)など多数。バレエ史の分野で、『踊る世紀』『バレエ誕生』『オペラ座の迷宮』(以上、新書館)などの著書、『ニジンスキーの手記 完全版』(新書館)、スヘイエン『ディアギレフ:芸術に捧げた生涯』(みすず書房)などの訳書がある。

内容

「私が猫と遊んでいるとき、私が猫を相手に暇つぶしをしているのか、猫が私を相手に暇つぶしをしているのか、私にはわからない。」これはモンテーニュの言葉。
政治哲学者ジョン・グレイは本書で、何世紀にもわたる哲学や、コレット、ハイスミス、谷崎らの小説を渉猟し、人が猫にどう反応し行動するかを定めてきた複雑で親密なつながりを探究している。
その核心にあるのは猫への感謝の念だ。なぜなら、どんな動物にもまして猫は、人間という孤独な存在にもそなわっている動物本性を感じさせてくれるからである。

「しばしば数億円単位の実験室を持っている自然科学者から見ると、哲学者は自分の脳ミソしか持たない、典型的なプロレタリアである。その貧乏人に猫という小さな道具を与えてやったら、立派な哲学書と人生論が生まれた。人生の重荷を感じている人には、本書を読むことが救いにはならなくても、最低〈気晴らし〉にはなると思う。猫好きにとっては面白い上に感動的でもあり、つい読み切ってしまう。」養老孟司

目次

カート

カートに商品は入っていません。