ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』~終わらない物語を読み通す~(NHKテキスト 100分de名著)
								
								
									
									
										
										
											
											
												亀山 郁夫
											
										 著
									
								
								
								
								
								
								
								
								
								
								
								
								
								
								
								
								
								
								
								
											
発行年月 | 
											2021年10月 | 
										
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言語 | 
											日本語 | 
										
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媒体 | 
											冊子 | 
										
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ページ数/巻数 | 
										135p | 
										
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大きさ | 
											21cm | 
										
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ジャンル | 
										和書/人文科学/文学/その他の文学 | 
										
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ISBN | 
											9784142231331 | 
										
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商品コード | 
											1033758674 | 
										
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NDC分類 | 
											983 | 
										
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商品URL
										 
										 
										 | https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1033758674 | 
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                                    著者紹介
                                    亀山 郁夫(著者):ロシア文学者、名古屋外国語大学学長、世田谷文学館館長。1949年、栃木県生まれ。東京外国語大学外国語学部ロシア語学科卒業、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。天理大学、同志社大学を経て1990年より東京外国語大学外国語学部助教授、教授、同大学学長を歴任。2013年より名古屋外国語大学学長、2021年より世田谷文学館館長。専門はロシア文学、ロシア文化論。主な著書に『磔のロシア』(大佛次郎賞/岩波現代文庫)、『謎とき『悪霊』』(読売文学賞/新潮選書)、『ドストエフスキー 父殺しの文学』(NHKブックス)、『新カラマーゾフの兄弟』(河出書房新社)、『『カラマーゾフの兄弟』続編を空想する』(集英社新書)などが、主な訳書にドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』(毎日出版文化賞/光文社古典新訳文庫)などがある。
                                 
								内容
								「四つの層」と「第二の小説」が読み解きの鍵 【2019年12月のアンコール放送】
世界文学史上、最高傑作の一つといわれる本作は、ドストエフスキーが人生の集大成として執筆した大長編小説である。家族・宗教・恋愛・嫉妬・善悪・友情・殺人・破滅といった様々なテーマが盛り込まれ、壮大かつスリリングなドラマを展開する傑作を、執筆当時のロシア社会の光と影(農奴解放、投機と拝金主義、キリスト教異端派の存在、社会主義革命の萌芽)を手がかりにロシア文学研究の第一人者が解説。物語が四つの層によって構成されていること、また、この物語の先に「書かれるはず」だった「第二の小説」があることを想定すれば、ドストエフスキーの「意図」が見えてくると著者はいう。難解かつ長大な本作を読み通すためのカギが詰まった一冊。