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映像が動き出すとき~写真・映画・アニメーションのアルケオロジー~

トム・ガニング  著

長谷正人  編
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価格 \7,920(税込)         

発行年月 2021年11月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 353p,7p
大きさ 22cm
ジャンル 和書/人文科学/芸術/映像
ISBN 9784622090540
商品コード 1033762365
NDC分類 778.04
基本件名 映像
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2021年12月4週
書評掲載誌 朝日新聞 2022/02/05
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1033762365

著者紹介

トム・ガニング(著者):シカゴ大学美術史・映画メディア学科名誉教授。初期映画研究・メディア史研究。著書にD. W. Griffith and the Origins of American Narrative Film: The Early Years at Biograph(University of Illinois Press, 1991), The Films of Fritz Lang: Allegories of Vision and Modernity(British Film Institute, 2000)があるほか、厖大な数の論考において多様な映像文化・視覚文化を精力的に論じつづけている。邦訳としては、論文「アトラクションの映画」中村秀之訳、「個人の身体を追跡する」加藤裕治訳、「幽霊のイメージと近代的顕現現象」望月由紀訳(以上、長谷正人・中村秀之編訳『アンチ・スペクタクル』東京大学出版会、2003所収)、「驚きの美学」濱口幸一訳(『「新」映画理論集成①』フィルムアート社、1998所収)、「自身の似姿の中の世界」三浦哲哉訳(『アンドレ・バザン研究』第2号、2018)がある。
長谷正人(編者):(はせ・まさと)
1959年生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科博士課程中退。早稲田大学文学学術院教授。映像文化論・文化社会学。著書に『悪循環の現象学』(ハーベスト社、1991)、『映像という神秘と快楽』(以文社、2000)、『映画というテクノロジー経験』(青弓社、2010)、『ヴァナキュラー・モダニズムとしての映像文化』(東京大学出版会、2017)ほか、編訳書に『アンチ・スペクタクル』(共編訳、東京大学出版会、2003)ほか、多数。

内容

イメージが動くとは。
「アトラクションの映画」の概念で、映画という枠組みを超え映像文化研究に大きなインパクトをもたらした初期映画研究・メディア史研究の泰斗ガニング。その思考はさらに深化して、鮮やかな〈動き〉の視覚文化論を展開し、写真・映画・アニメーションにわたる映像文化圏全体を見晴らす。
映画や写真は長い間、インデックス性を本質とするものとして捉えられてきた。ベンヤミン、バザン、バルト。対して、映像技術のデジタル化した今日、「映画はアニメーションの一ジャンル」とマノヴィッチは大胆な命題を提起した。ガニングはこの衝撃を正面から受けとめつつ反論する。問題は、写真的なリアリティか加工可能なグラフィックかの二項対立ではないのだ。
驚くべき該博な知識に基づき、膨大な論考を精力的に執筆し続けているが、ガニングにはこれまでまとまった論文集がなかった。このたび日本語版独自編集で、英語圏にもまだない初の一書が生まれる。2000年代以降発表されたおよそ100にものぼる中から精選。図版多数。

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