仏師から見た日本仏像史~一刀三礼、仏のかたち~
江里 康慧 著
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内容
目次
はしがき 序 一刀三礼、仏のかたち 一刀三礼の心と仏像の起源 仏像不表現から三十二相へ 仏像の種類と異形の仏像 目に見えぬ仏陀を観る 日本史は仏教の隆盛と衰退の波のうねり 第一章 日本の仏教黎明期──飛鳥・白鳳期 飛鳥時代──国家の始動 仏教伝来 仏教は文化とともに伝わる 止利仏師 樟による飛鳥仏 白鳳時代──仏教文化が花開く 第二章 国家仏教として──奈良期 平城京遷都 塑像と乾漆像 密教の興り 鑑真和上の来朝 檀像 第三章 仏教文化の絢爛──平安期 官営造仏所から私設の工房へ 和様の興り 天皇の御願寺 四円寺 一木造から割矧造、そして寄木造へ 第四章 藤原氏の栄華──摂関期 末法の世を迎えて 藤原道長と仏師康尚 無量寿院から法成寺へ 仏師・定朝 平等院阿弥陀如来坐像 邦恒堂阿弥陀如来坐像 七条仏所 第五章 作善の仏像──院政期 積善の造立 法勝寺の建立 六勝寺 白河南殿・北殿 鳥羽離宮 証金剛院 成菩提院 勝光明院 安楽寿院 北向山不動院 金剛心院 阿弥陀堂 五大堂 四種三昧と宝冠阿弥陀如来像 武士の台頭 第六章 慶派の興隆──鎌倉期 天平時代への回帰 生身思想 東大寺大仏殿の再建 東大寺南大門仁王像 興福寺北円堂 終 仏師の冬、そして現代へ 大寺院から家庭の仏間へ 仏師、史上最大の危機 参考文献 あとがき 特筆すべき仏師 人名・事項索引 コラム 仏天蓋 三十二相とは 仏像の光背と台座 木の材質と道具のこと 光背 台座 木を敬う心 開眼法要 さまざまな素材の仏像 現代の拡大法、かすかな想い出 尋常でない短期間での完成──技法の謎 平安京の規模 僧綱とは 割矧造や寄木造の接合 平等院 即成院 その後の七条仏所 長講堂 法住寺 截金について
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