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書評掲載

アントワネット

ロベルト・ヴェラーヘン, 國森 由美子  著

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発行年月 2022年01月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 156p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/ドイツ文学
ISBN 9784087735161
商品コード 1034060805
NDC分類 949.33
書評掲載誌 読売新聞 2022/05/15
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1034060805

内容

もし別の治療を試していれば、
もしもっと早く出会っていれば、
もし別の人と結婚すれば、
ぼくたちは幸福だったのだろうか?

几帳面な「ぼく」と自由なアントワネットは、愛に満ちた理想の二人だった――子供に恵まれないことをのぞいては。
病院で診察を受けるも原因は不明。時はいたずらに過ぎ、夫婦の間の亀裂は少しずつ広がっていく。
不妊治療に臨む夫婦を夫の視点から描く、オランダの実力派による文芸作品。
美しい過去への憧憬が、静かに、確かに、胸を打つ。

【著者プロフィール】
ロベルト・ヴェラーヘン(Robbert Welagen)
1981年、オランダ・ドルトレヒト生まれ。2006年に執筆した初作品で、セレクシース文学新人賞(オランダ大手書店が主催していた文学賞)を受賞した。本書は8作目の小説にあたる。
オランダ文学界の中堅として重要な作家の一人。2009年よりアムステルダムの作家養成専門学校の講師を務めており、現在もユトレヒト郊外の町ザイストの森で執筆活動を行っている。

【訳者プロフィール】
國森由美子(くにもり・ゆみこ)
東京都生まれ。桐朋学園大学を卒業後、オランダ政府奨学生として渡蘭。演奏家ディプロマを取得し、音楽活動を続けるかたわら、オランダ語翻訳を手がけるようになる。ライデン在住。
訳書に、ヘラ・S・ハーセ『ウールフ、黒い湖』、ルイ・クペールス『オランダの文豪が見た大正の日本』(以上作品社)がある。

【原題】
Antoinette

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