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書評掲載

石を黙らせて

李 龍徳  著

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価格 \1,870(税込)         

発行年月 2022年01月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 156p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784065266793
商品コード 1034163805
NDC分類 913.6
書評掲載誌 朝日新聞 2022/04/02
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1034163805

著者紹介

李 龍徳(著者):1976年埼玉県生まれ。在日韓国人三世。2014年『死にたくなったら電話して』で第51回文藝賞を受賞しデビュー。2020年『あなたが私を竹槍で突き殺す前に』で第42回野間文芸新人賞を受賞。

内容

名も知らない女性の人生を、尊厳を傷つけた。
過去の強姦を告白し、婚約者と家族から断絶された男は、
謝罪のために事件を公表し、被害者探しを思い立つ。 

せめて罰を受けさせてくれ
罪とはなにか。その罪に許しはあるのか。

『死にたくなったら電話して』の著者が突きつける、このうえなく深い問い。

「謝るというのはある種傲慢な行為であって、自分の本来の気持ちばかりがどうしても滲み出てくる。
それを含めて書いているのが巧みだと思った」
          高山羽根子

「性被害については、どうしても被害を受けた女性側が語る立場に置かれることが多い。男性側がポロッと発語することで露わになってしまうもの、発語した瞬間に生じる社会との摩擦といったものがちゃんと書かれている点を最大限に評価したい」
          倉本さおり

「この作品には、出来事を終わらせないことの倫理観はあった」
          矢野利裕

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