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横光利一と台湾~東アジアにおける新感覚派の誕生~(ひつじ研究叢書 文学編14)
謝 惠貞
著
発行年月 |
2021年12月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
10p,413p |
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大きさ |
22cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/文学/日本文学 |
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ISBN |
9784823411090 |
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商品コード |
1034167971 |
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NDC分類 |
910.268 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2022年04月2週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1034167971 |
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著者紹介
謝 惠貞(著者):〈略歴〉一九八二年台湾・彰化生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科修了。博士(文学)。台湾・文藻外語大学日本語学科准教授。 〈主な著作〉「「国語」への質問状―在日台湾人作家温又柔「真ん中の子どもたち」を中心に」(『台湾日本語文学報』四二号、二〇一七)、「『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』論―巡礼の意味をめぐって」(『越境する中国文学―新たな冒険を求めて』東方書店、二〇一八)、「越境するノスタルジア―東山彰良『流』におけるアウトロー像を通して」(『東アジアにおける知の交流:越境・記憶・共生』国立台湾大学出版中心、二〇一八)、「在日台湾人作家温又柔『空港時光』研究:「内なる外地」と自他表象の連動」(『旅する日本語』、京都:松籟社、二〇二二刊行予定)ほか。
内容
日本統治期台湾の文学において、横光利一の「純粋小説論」や作品が与えた影響は大きく、また、その影響は中国や韓国など東アジアに広がる。本書は、日本統治期において台湾人作家がいかに横光を受容したかを解明し、台湾文学史の中にこれまで看過されてきた「台湾新感覚派」の誕生を文学史に正しく位置づける。更に、韓国の李箱や中国に渡った劉吶鴎の横光受容や、新発見された横光の随筆「台湾の記憶」を通して台湾の表象を論じる。