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チェルノブイリ~「平和の原子力」の闇~

アダム・ヒギンボタム  著

松島 芳彦  翻訳
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価格 \5,720(税込)         

発行年月 2022年02月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 465p,154p 図版16p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/理工学/電気・電子工学/電力
ISBN 9784560098875
商品コード 1034175067
NDC分類 543.5
基本件名 チェルノブイリ原子力発電所事故(1986)
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2022年04月1週
書評掲載誌 朝日新聞 2022/04/23、読売新聞 2022/04/24、日本経済新聞 2022/05/07、朝日新聞 2022/12/24
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1034175067

著者紹介

アダム・ヒギンボタム(著者):ロンドンでジャーナリストを始め、現在はニューヨーク在住。『ニューヨーク・タイムズ』『ニューヨーカー』などに寄稿している。本書は『ニューヨーク・タイムズ』『タイム』『カーカス・レビュー』の「年間最優秀書籍」(2019年)に選出された。
松島 芳彦(翻訳):ジャーナリスト。主要訳書にロバーツ『スターリンの将軍ジューコフ』、メリデール『イワンの戦争』、『クレムリン 上下』、トーブマン『ゴルバチョフ 上下』、マクフォール『冷たい戦争から熱い平和へ 上下』ほかがある。

内容

「チェルノブイリ」と「フクシマ」に通底するものとは?

 チェルノブイリは「平和の原子力」の象徴として、ソ連で最も安全で進んだ原発と言われていた。しかし、1986年4月の原子炉爆発事故によって、歴史に汚名を残す末路をたどった。事故からすでに36年が経過しようとし、その間にアレクシエービッチ『チェルノブイリの祈り 未来の物語』をはじめ、数多の著作や研究が世に問われてきたが、ソ連やロシア連邦の根深い秘密主義のために、今でも全容が解明されたわけではない。
 最新刊の本書は、構造的な欠陥をはらんだ原発が誕生した経緯から、北半球を覆った未曾有の放射能汚染、多くの人々の心身に残した傷にいたるまで、気鋭のジャーナリストが綿密な取材と調査を通して、想像を絶する災厄の全体像に迫った、渾身のノンフィクション作品だ。
 「秘密主義とうぬぼれ、傲慢と怠惰、設計と建造のずさんな基準」といった「原子力国家の心臓部を蝕む腐敗」、すなわち体制のあり方そのものに悲劇の深層を探り、人生を狂わされた生身の人々の群像を克明に描いた、調査報道の金字塔。
 本書は、『ニューヨーク・タイムズ』『タイム』『カーカス・レビュー』の年間最優秀書籍(2019年)に選出された。

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