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日本でわたしも考えた~インド人ジャーナリストが体感した禅とトイレと温泉と~

パーラヴィ・アイヤール  著

笠井 亮平  翻訳
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価格 \2,530(税込)         

発行年月 2022年03月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 246p,13p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/総記/総記/百科事典・辞典・各種辞典・地図・年表・人名事典
ISBN 9784560098912
商品コード 1034175068
NDC分類 302.1
基本件名 日本
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2022年04月2週
書評掲載誌 日本経済新聞 2022/04/02、毎日新聞 2022/05/14
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1034175068

著者紹介

パーラヴィ・アイヤール(著者):インド出身のジャーナリスト、作家。デリー大学ならびにオックスフォード大学を卒業後、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス、南カリフォルニア大学で修士号を取得。インドを代表する英字紙『ヒンドゥー』の北京支局長およびジャカルタ特派員、インド有力経済紙『ビジネス・スタンダード』の欧州特派員を務めた。中国での特派員経験を綴ったSmoke and Mirrors(2008)、異国での育児と執筆の両立をテーマにしたBabies and Bylines(2016)、北京とニューデリーの大気汚染問題を取り上げたChoked!(2016)などの著書がある。2014年には世界経済フォーラムの「ヤング・グローバル・リーダーズ」の一人に選ばれた。EU代表部に勤める外交官の夫の日本赴任に伴い、2016年から20年まで東京に滞在。現在は夫および二人の息子とともにスペインのマドリード在住。
笠井 亮平(翻訳):1976年愛知県生まれ。岐阜女子大学南アジア研究センター特別研究員。中央大学総合政策学部卒業後、青山学院大学大学院国際政治経済学研究科で修士号取得。在中国、在インド、在パキスタンの日本大使館で外務省専門調査員として勤務。著書に『インパールの戦い』(文春新書)、『モディが変えるインド』『インド独立の志士「朝子」』(以上、白水社)、共著に『軍事大国化するインド』(亜紀書房)、『台頭するインド・中国』(千倉書房)、訳書に『アメリカ副大統領』『シークレット・ウォーズ(上下)』『ネオ・チャイナ』『ビリオネア・インド』(以上、白水社)などがある。

内容

驚愕と新発見の日本滞在記

 本書は、2016年から20年まで東京に居を構えたインド人ジャーナリストの日本滞在記である。著者はインドを代表する英字紙『ヒンドゥー』の元北京支局長で、EU代表部に勤める夫と二人の息子とともに初めて来日。4年近くに及んだ滞日生活でインドでは考えられないような日常に目を瞠り、自身の知的好奇心をフルに発揮して多くの日本人や在住外国人と意見を交わした。生活習慣の違いから日本語習得の難しさ、俳句や金継ぎなどの伝統文化、政治・社会問題まで多岐にわたるテーマについての興味深い考察が本書には詰まっている。
 外国人による日本論や日本滞在記は数多あるが、そのなかで本書を際立たせているのは何と言ってもインド人ならではの着眼点である。「中村屋のボース」とカレーの伝播、東京裁判のパル判事に対する評価、ボリウッド映画の日本への浸透、インド人コミュニティと政治・社会参加の問題など、「インドと日本」に関わる多様なトピックが俎上に乗せられている。
 ジャーナリストならではの鋭い洞察に母親としての視点を交え、自身の発見や驚きがユーモアあふれる文体で綴られたユニークな作品である。

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