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給料はあなたの価値なのか~賃金と経済にまつわる神話を解く~
ジェイク・ローゼンフェルド
著
川添節子
翻訳
発行年月 |
2022年02月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
260p,50p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/経済学/労働経済・人口 |
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ISBN |
9784622090557 |
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商品コード |
1034177560 |
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NDC分類 |
366.4 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2022年03月3週 |
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書評掲載誌 |
毎日新聞 2022/03/05、朝日新聞 2022/04/02、日本経済新聞 2022/04/16、東京・中日新聞 2022/04/17、読売新聞 2022/05/08 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1034177560 |
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著者紹介
ジェイク・ローゼンフェルド(著者):(Jake Rosenfeld)
ワシントン大学セントルイス教授(社会学)。先進民主主義国における格差について、政治的・経済的な要因を中心に研究している。プリンストン大学で社会学の博士号取得。著書にWhat Unions No Longer Do(Harvard University Press, 2014)がある。《ニューヨーク・タイムズ》《ポリティコ》《ロサンゼルス・タイムズ》などに寄稿している。
川添節子(翻訳):(かわぞえ・せつこ)
翻訳家。慶應義塾大学法学部卒業。訳書にレヴェック『天体観測に魅せられた人たち』(原書房、2021)、スミス『データは騙る』(早川書房、2019)、グリーソン・ホワイト『バランスシートで読みとく世界経済史』(日経BP、2014)、シルバー『シグナル&ノイズ』(日経BP、2013)ほか。
内容
私たちが労働の対価として受けとる給料。では、その額は、あなたの市場価値の反映なのだろうか? 私たちはみずからの生産性と職種によって、給料の額は客観的に決まると考えがちだ。だが、果たしてそれは本当だろうか? ならば、弁護士のほうが教師より価値ある仕事なのか? 警官や大学教授、記者の仕事を公平な基準で正しく評価できるのだろうか? じつは、多くの人が「誰がいくらをなぜもらうのか」を知らないまま、神話にとらわれていると著者は述べる。
本書は、アメリカの社会学者がさまざまな企業・業界の実態調査に基づき、常識への反論を試みる書である。給料を決定する4つの要因(「権力」「慣性」「模倣」「公平性」)を手がかりに広く信じられている誤解を解き、給料を上げるための方策と真に公平な賃金制度への道筋を示す。コロナ危機を踏まえた「エピローグ」を収録。