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ホモ・エコノミクス~「利己的人間」の思想史~(ちくま新書 1637)

重田 園江  著

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価格 \1,034(税込)         

発行年月 2022年03月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 317p
大きさ 18cm
ジャンル 和書/社会科学/経済学/経済学説・経済思想
ISBN 9784480074645
商品コード 1034288027
NDC分類 331.1
基本件名 経済倫理
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2022年04月3週
書評掲載誌 朝日新聞 2022/04/23、読売新聞 2022/05/08
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1034288027

著者紹介

重田 園江(著者):重田園江(おもだ・そのえ)1968年兵庫県西宮市生まれ。早稲田大学政治経済学部、日本開発銀行を経て、東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。現在、明治大学政治経済学部教授。専門は、現代思想・政治思想史。フーコーの思想を、「権力」や「統治」を中心に研究する。著書に『ミシェル・フーコー――近代を裏から読む』『社会契約論――ホッブズ、ヒューム、ルソー、ロールズ』(ちくま新書)、『フーコーの穴――統計学と統治の現在』(木鐸社)、『連帯の哲学Ⅰ――フランス社会連帯主義』『統治の抗争史――フーコー講義1978-79』(勁草書房)、『隔たりと政治――統治と連帯の思想』『フーコーの風向き――近代国家の系譜学』(青土社)などがある。

内容

経済学が前提とする「利己的で合理的な主体」はどこで生まれ、どんな役割を果たしてきたのか。私たちの価値観を規定するこの人間像の謎を思想史的に解き明かす。 自分の利益を第一に考えて合理的に行動する主体=「経済人(ホモ・エコノミクス)」――経済学が前提とするこうした人間像はどこで生まれたのか。多くの批判にさらされながらも、それが世界を動かす原動力でありつづけているのはなぜか。「金儲け」が道徳的に蔑まれた古代・中世そして非近代の社会から、近代経済学が確立する「限界革命」の時代をへて、ホモ・エコノミクスが社会の広範な領域に浸透する現代まで。「自己利益の追求」が当たり前の価値として受け容れられるに至ったからくりを、思想史の視座から解き明かす。

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