著者紹介
エミリー・サットン(著者):エジンバラ・カレッジ・オブ・アートのイラストレーション専攻を卒業。ヨーク大学、米国のロードアイランド・スクール・オブ・アートでも学ぶ。対象の細部をとらえる目を持つ画家・絵本作家として高い評価を受けている。作品に、『人形の家にすんでいたネズミ一家のおはなし』『人形の家にすんでいたネズミ一家のおるすばん』(ボンド文)『おしゃれなクララとおばあちゃんのぼうし』(デ・ラ・ヘイ文、以上徳間書店)、『ちいさなちいさな めにみえないびせいぶつのせかい』『うまれてそだつ わたしたちのDNAといでん』(デイビス文、以上ゴブリン書房)、『クリスマスイヴの木』(ㇵディ文、BL出版)など。
のざわかおり(翻訳):上智大学英文学科卒。翻訳家。訳書に『父さんが帰らない町で』『ジェイミーが消えた庭』(以上グレイ作)『ソンジュの見た星』(リ&マクレランド作)『禁じられた約束』(ウェストール作)『ただ、見つめていた』(ハウ作、以上徳間書店)、『隠れ家』(ドガー作)『まいごのねこ』(カンツ&シュローズ文、以上岩崎書店)、『秘密の花園』(バーネット作、西村書店)、『凍てつく海のむこうに』(セペティス作、岩波書店)、『タイムボックス』(マグナソン作、NHK出版)などがある。
内容
お引越しの季節に最適の絵本!
新しい家に引越し、
遊べる友だちがいなくて、
しょんぼりしていた女の子が出会ったのは…
人なつっこくてかわいい犬!
子どもべやのおもちゃたち、さまざまなお店、公園…
ページのすみずみまでじっくり見て楽しめる、
英国の人気作家の新作です。
英国文化好きの大人にもおすすめ!
作者が姪とその愛犬をモデルに描いた、愛らしい絵本です。
ペニーはお父さんといっしょに
新しい家にひっこしてきたばかり。
遊べる友だちがいなくて、しょんぼりしています。
「庭で木のぼりをしたらどうだい?」と、お父さん。
ペニーは、木の下にすわりこみ、
つまらないなあ、と思っていました。
すると、いけがきの中から、
一ぴきの犬があらわれました。
犬はとても人なつっこくて、
ペニーは一日じゅう、犬といっしょに、
遊んで遊んで、くたびれるまで遊びました。
「あしたも遊べる?」とペニーがきくと、
「ワン!」と犬はこたえました。
ところが次の日、
犬はいなくなっていました。
がっかりしているペニーに、
お父さんがいいます。
「これから、近所のお店に行って、
その犬のことをきいてみようよ」
そこでふたりは、
新しい家のまわりのお店や、公園を
たずねてまわることになりましたが…?
女の子の気もちによりそって描かれた、
やさしく暖かい絵本です。
お引越しや入園入学で、
新しい環境に入っていく子どもたちへの
プレゼントにも最適!