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じゅうぶん豊かで、貧しい社会~理念なき資本主義の末路~(ちくま学芸文庫 ス27-1)
ロバート・スキデルスキー,
エドワード・スキデルスキー
著
村井 章子
翻訳
発行年月 |
2022年03月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
413p |
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大きさ |
15cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/経済学/経済学説・経済思想 |
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ISBN |
9784480511119 |
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商品コード |
1034297443 |
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NDC分類 |
331 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2022年04月4週 |
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書評掲載誌 |
朝日新聞 2022/05/07 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1034297443 |
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著者紹介
ロバート・スキデルスキー(著者):ロバート・スキデルスキー (Robert Skidelsky)経済史家。ウォーリック大学名誉教授、英国学士院会員、貴族院議員。ケインズ研究の世界的権威。著書に『ケインズ』(岩波モダンクラシックス)、『なにがケインズを復活させたのか?』(日本経済新聞出版社)などがある。
エドワード・スキデルスキー(著者):エドワード・スキデルスキー (Edward Skidelsky)哲学者。エクセター大学講師。専門は道徳・政治哲学。ロバート・スキデルスキーの子息。著書にErnst Cassirer: ¬e Last Philosopher of Culture, Princeton University Pressなどがある。
村井 章子(翻訳):村井章子(むらい・あきこ)翻訳家。上智大学文学部卒業。経済学の古典新訳を多数手がける。
内容
ケインズ研究の世界的権威による喜びのある労働と意味のある人生の実現に向けた経済政策の提言。目指すべきは、労働生産性の低下である。解説 諸富徹===資本主義の下では資本の蓄積が自己目的化し、大企業は利益拡大にひた走る。結果、富める者だけが富み続け、雇用は不安定になり、格差が拡大する。成長の果実のおこぼれが一般庶民にもたらされないことは、ここ数十年の現実が証明済だ。であるならば政府が目指すべきは経済成長ではなく、国民の暮らしの質を上げることなのではないのか。著者らはその実現のために、余暇を生む労働時間の短縮、一定水準の暮らしを保障するベーシックインカムの導入、際限なき人間の欲望を抑えるための広告課税等の法整備を提案する。成長神話が叫ばれ続ける日本でこそ読まれるべき提言。 解説 諸富徹===富の使い先を変える根源的な資本主義批判の書――諸富 徹===【目次】はじめに序論第1章 ケインズの誤算第2章 ファウストの取引第3章 富とは―東西の思想を訪ねて第4章 幸福という幻想第5章 成長の限界第6章 よい暮らしを形成する七つの要素第7章 終わりなき競争からの脱却原注索引訳者あとがき解説 「善き人生」を支える資本主義のあり方を考える(諸富徹)