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地下出版のメディア史~エロ・グロ、珍書屋、教養主義~
大尾 侑子
著
発行年月 |
2022年03月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
465p,22p |
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大きさ |
22cm |
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ジャンル |
和書/総記/総記/書誌・出版 |
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ISBN |
9784766428032 |
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商品コード |
1034302330 |
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NDC分類 |
023.1 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2022年04月5週 |
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書評掲載誌 |
日本経済新聞 2022/05/14 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1034302330 |
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著者紹介
大尾 侑子(著者):1989年東京都生まれ。桃山学院大学社会学部准教授。2014年、東京大学大学院学際情報学府博士後期課程満期退学、博士(社会情報学)。
主要業績に、「デジタル・ファンダム研究の射程──非物質的労働と時間感覚にみる「フルタイム・ファンダム」」(『ポストメディア・セオリーズ――メディア研究の新展開』ミネルヴァ書房、2021年)、「「白ポスト」という文化装置──兵庫県尼崎市における有害環境浄化活動のフィールドワーク」(『新社会学研究』5号、新曜社、2021年)など。
内容
近代日本の誇る教養主義の「裏通り」を一望する!
軟派出版の世界で、道楽知識人たちは国家権力と戯れ、一大文化空間を築いた――
「低俗」出版文化の歴史と「書物」「エロ」への欲望を可視化する意欲作
近代日本の出版文化は、岩波書店と講談社に代表される「知識人/大衆」という対比構造によって、しばしば教養主義の観点から論じられてきた。しかし、読書が大衆化した時代に、この図式に収まりきらない非正統的で「知的」な地下出版空間が存在した。
本書では、これまで閑却されてきた非公刊の軟派出版(性風俗、猟奇、犯罪を取り扱った刊行物)とその版元に注目し、教養主義の言説空間との関係性から捉え返すことで、地下出版界をメディア史的に体系化する。
「好色出版の帝王」梅原北明、「書痴」斎藤昌三、「軟派出版界の元老株」伊藤竹酔、「毒舌和尚」今東光など、多くの出版人の足跡を追いながら、同時代の社会運動や芸術運動とのかかわりのなかで広がった「知のネットワーク」を明らかにする。
◆口絵4頁と「地下出版界」関連年表を収録