著者紹介
瀬戸内寂聴(著者):1922年、徳島生まれ。本名・瀬戸内晴美。東京女子大学入学。同大学在学中に婚約、卒業後、北京で新婚生活を送り、同地で長女を出産。敗戦後の48年、 26歳のときに家族を捨てて出奔、小説家を志す。63年『夏の終わり』で第2回女流文学賞受賞。73年に得度し、法名・寂聴となる。92年『花に問え』で 第28回谷崎潤一郎賞、96年『白道』で第46回芸術選奨文部大臣賞。98年、『源氏物語』の現代語訳を完成させる。2001年、『場所』で第54回野間 文芸賞。06年、文化勲章受章。現在は執筆活動のかたわら、名誉住職を務める天台寺(岩手県二戸市)のほか、四国「ナルトサンガ」(徳島県鳴門市)、京 都・寂庵(嵯峨野)などで定期的に法話を行なっている(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 寂聴辻説法 (ISBN-13: 978-4797672046 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容
「雨降れば降れ、風吹かば吹け、そう口ずさむと不思議に気持ちが落ち着くのです」。多くの名言を残した寂聴さん。人生の指針としていた名僧たちの言葉について語り尽くした!
「雨降れば降れ、風吹かば吹け、一休さんが残したその言葉を口ずさむと、不思議に気持ちが落ち着くのです」(寂聴さん)
累計100万部突破の「寂聴あおぞら説法」最新刊!
「日本の美しい自然で、心を洗ってください」「どんなに老いても、生き甲斐は見出せます」……、2021年11月に逝去した寂聴さんの、京都寂庵から日本人へ送り続けた“最後のメッセージ"がここに。
法話の会で、数々の名言により多くの人々を救ってきた寂聴さんが、自身が感銘を受けた言葉を紹介。
尊敬していた名僧・偉人の生涯や、人生の指針にしていた名言について語り尽くしました。
『雨降らば降れ 風吹かば吹け』(一休禅師)
『死ぬ時節には 死ぬがよく候』(良寛禅師)
『己を忘れて他を利するは慈悲の極みなり』(最澄上人)
『愛はまず家庭から始まるのです』(マザー・テレサ)
コロナ禍に苦しむ日本人を励ましたいという寂聴さんの思いがつまった一冊で、読めば“生きる力"が湧いてきます!