ホーム > 商品詳細

書評掲載
丸善のおすすめ度

反資本主義~新自由主義の危機から<真の自由>へ~

デヴィッド・ハーヴェイ  著

中村 好孝, 新井田 智幸, 三崎 和志  翻訳
大屋 定晴  監修
在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日  数量 冊 
価格 \3,520(税込)         

発行年月 2023年12月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 342p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/社会科学/経済学/各国の経済事情・経済史
ISBN 9784861828393
商品コード 1034371382
NDC分類 332.06
基本件名 資本主義
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2024年01月1週
書評掲載誌 東京・中日新聞 2024/01/21
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1034371382

著者紹介

デヴィッド・ハーヴェイ(著者):(David Harvey)
 1935年、イギリス生まれ。ケンブリッジ大学より博士号取得。ジョンズ・ホプキンス大学教授、オックスフォード大学教授を経て、現在、ニューヨーク市立大学特別教授。専攻:経済地理学。都市研究分野の第一人者であり、「人文・社会科学で最も引用される著者の一人」として知られる。
 2005年刊行の『新自由主義』は高い評価を得るとともに、アカデミズムを超えて話題となり世界的ベストセラーとなった。また同年、韓国で首都機能移転のため新たな都“世宗”が建設されることになったが、その都市デザイン選定の審査委員会の共同議長を務めている。2008年には、『資本論』の講義動画をインターネットで公開し、世界中からアクセスが殺到。現在の世界的なマルクス・ブームを巻き起こすきっかけとなった。この講義は『〈資本論〉入門』および『〈資本論〉第2巻・第3巻 入門』として刊行され、世界で最も読まれている入門書となっている。2010 年刊行の『資本の〈謎〉』は、『ガーディアン』紙の「世界の経済書ベスト5」に選ばれた。
 現在も、ギリシャ、スペインから、中南米諸…
中村 好孝(翻訳):(なかむら・よしたか)
滋賀県立大学 人間文化学部 講師。専攻:社会学史。主な著書:『社会学的想像力のために――歴史的特殊性の視点から』(共著、社会思想社)など。主な訳書:ウルリッヒ・ベックほか『個人化の社会学』(共訳、ミネルヴァ書房)、ジョック・ヤング『後期近代の眩暈――排除から過剰包摂へ』(共訳、青土社)、С・ライト・ミルズ『社会学的想像力』(共訳、筑摩書房)など。
新井田 智幸(翻訳):(にいだ・ともゆき)
東京経済大学 経済学部 准教授。専攻:経済学史、経済思想。主な著書:「デヴィッド・ハーヴェイのマルクス主義経済地理学」(『歴史と経済』政治経済学・経済史学会)など。主な訳書:トーマス・セドラチェクほか『改革か革命か──人間・経済・システムをめぐる対話』( 共訳、以文社) 、デービッド・エジャトン『戦争国家イギリス――反衰退・非福祉の現代史』(共訳、名古屋大学出版会)など。
三崎 和志(翻訳):東京慈恵会医科大学 医学部 教授。専攻:哲学。主な著書:『西洋哲学の軌跡──デカルトからネグリまで』(共編、晃洋書房)など。主な訳書:トーマス・セドラチェクほか『改革か革命か──人間・経済・システムをめぐる対話』( 共訳、以文社)、マーヤ・ゲーペル『希望の未来への招待状──持続可能で公正な経済へ』(共訳、大月書店)、『社会主義の理念――現代化の試み』(共訳、法政大学出版局)など。
大屋 定晴(監修):(おおや・さだはる)
北海学園大学 経済学部 教授。専攻:社会経済学、グローバリゼーション研究。主な著書:『21 世紀に生きる資本論』(共著、ナカニシヤ出版)、『共生と共同、連帯の未来』(編著、青木書店)、『マルクスの構想力』(共著、社会評論社)など。主な訳書:デヴィッド・ハーヴェイ『新自由主義』(共訳)、同『資本の〈謎〉』(共訳)、同『コスモポリタニズム』(共訳)、同『資本主義の終焉』(共訳)、同『経済的理性の狂気』(監訳、以上、作品社)など。

内容

★白井聡氏、激賞!
「われわれが今まさに知るべき事柄がぎっしり詰め込まれている」
「ハーヴェイはマルクスの最良の点を見事に受け継いでいるのである」
――【共同通信書評】

【コロナ禍で続けられた人気ポッドキャスト「David Harvey’s anti-capitalist chronicles」の書籍版、待望の日本語訳刊行!】

地球沸騰時代、パンデミック、差別と分断、増大する地政学的リスク……。
グローバル経済は、崩壊の危機を乗り越えられるのか? マルクス理論からの分析と大胆な代替案。
著者自身による広範な著述活動全体に対する手頃な入門書、かつベストセラー『新自由主義』の「続編」。


革命とは、一時の出来事ではなく、長期の過程である。

ハーヴェイによれば「資本主義の新自由主義的形態には深刻な問題があり、その是正は必要」である。だが「新自由主義が決定的問題」なのではない。「問題は資本主義なのであり、その特殊な新自由主義的モデルではない」のである。そうであるとすれば、まず「資本主義」そのものの問題とは何か。――【日本語版解説より】

世界的に著名なマルクス主義理論家デヴィッド・ハーヴェイほどの明晰さと先見性とをもっている人はなかなかいない。そのベストセラー『新自由主義』の出版(原著二〇〇五年)以来、ハーヴェイは新自由主義的資本主義の展開だけでなく、それに対して立ち上がった急進的対抗潮流をも追いかけてきた。経済危機と階級闘争とネオ・ファシズム的反動が渦巻く今、ハーヴェイは、資本主義に対する社会主義的代替案(オルタナティブ)がいかにして可能になるかを示し、社会主義への移行が運動によっていかに組織されうるのか、そしていかに組織されなければならないのかを明らかにする。ハーヴェイは危機と可能性について熟考するが、それを示す本書は、旧著『新自由主義』の最新版であり、その二〇〇五年の出版時点から今日までにわたる時代を鋭く批評するものである。――【本書の編者の一人、ジョーダン・T ・キャンプの「はじめに」より】

目次

カート

カートに商品は入っていません。