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舞台のかすみが晴れるころ

有松遼一  著

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価格 \2,970(税込)         

発行年月 2022年03月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 206p,31p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/人文科学/芸術/舞台芸術
ISBN 9784909394651
商品コード 1034383387
NDC分類 773.04
基本件名 能楽
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2022年04月4週
書評掲載誌 産経新聞 2022/04/03、日本経済新聞 2022/04/16
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1034383387

著者紹介

有松遼一(著者):1982年東京都生まれ。能楽師ワキ方。京都大学大学院文学研究科博士 課程(国文学)研究指導認定退学。同志社女子大学嘱託講師。京都大学在学中の2007年に能楽師ワキ方・谷田宗二朗師に入門。京都を中心に全国の舞台に出演。アメリカ、ヨーロッパなどの海外公演にも参加。大学の講義では能楽や和歌など古典の魅力を伝え、能が現代に生きる芸能・舞台芸術であることを問いつづけている。本作が初の単著となる。

内容

いち能楽師がコロナ下に立ち止まり、考えたこと

能楽界の新星、初の随筆集。

若手能楽師ワキ方として活躍し、日本全国、世界中を飛び回っていた著者。毎日、毎週のように入っていた舞台の予定がコロナ禍ですべてなくなり、忙しさから一転、部屋の掃除や家事をし、書物をじっくりと読む日々に……。
改めて見つめ直し、悩み、考えた、稽古、舞台、芸能、日本文化、日々のこと。そして、この時代における能楽師のあり方とは?

カラー24ページ◎ 配信公演「ことばとわざ」などの写真を収録
特別寄稿集付き◎ 著者と親交のある執筆陣による豪華寄稿 ……内田樹、大倉源次郎、志村昌司、原田マハ、森田真生、冷泉貴実子

***
私たちは舞台の空気を吸って、日々の生活を送っている。舞台の息吹や感覚は生きものであり、いつも身体に語りかけるものだ。補助輪のない自転車がしばらく静止していられないように、走りつづけてこそ保たれるものなのだ。
それが停止を余儀なくされる。――本文より
***

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