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離婚の文化人類学~現代日本における<親密な>別れ方~
アリソン・アレクシー
著
濱野健
翻訳
発行年月 |
2022年03月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
14p,361p,45p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/社会学/家族・世代 |
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ISBN |
9784622090847 |
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商品コード |
1034398916 |
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NDC分類 |
367.4 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2022年05月1週 |
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書評掲載誌 |
日本経済新聞 2022/05/28、毎日新聞 2022/06/18 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1034398916 |
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著者紹介
アリソン・アレクシー(著者):(Allison Alexy)
アメリカの文化人類学者。イエール大学にてPh.D.取得(文化人類学)。現在、ミシガン大学人文科学部アジア言語文化学科准教授・同大学日本研究センター兼任職員。「家族国家」という視点から、現代日本のパートナーシップや夫婦間の親密な関係性、離婚後の子どもの共同養育にまつわる法律や政策上の問題などを主に研究。著書にIntimate Japan: Ethnographies of Closeness and Conflict(Emma E. Cookと共編、University of Hawai’i Press, 2018)、Home and Family in Japan: Continuity and Transformation(Richard Ronaldと共編、Routledge, 2011)のほか論文多数。家族法と家族国家をめぐる新著Family Law in a Family Nation: Parental Abductions and Activism in Contemporary Japanを構想中。
濱野健(翻訳):(はまの・たけし)
ウェスタン・シドニー大学人文学部にてPh.D.取得。専攻は社会学。現在、北九州市立大学文学部人間関係学科准教授。2017年から18年までミシガン大学日本研究センター客員研究員。現代社会における家族意識の変容などを主に研究。著書にMarriage Migrants of Japanese Women in Australia: Remoulding Gendered Selves in Suburban Community(Springer Nature, 2019)、『日本人女性の国際結婚と海外移住――多文化社会オーストラリアの変容する日系コミュニティ』(明石書店、2014)、『増補改訂版 看護と介護のための社会学』(須藤廣と共編、明石書店、2016)、訳書にエリオット『デジタル革命の社会学――AIがもたらす日常生活のユートピアとディストピア』(共訳、明石書店、2022)ほか。
内容
アメリカの気鋭の人類学者が21世紀初頭の日本でフィールドワーク。親族は長く文化人類学の中心課題だが、離婚を主題に据える研究はこれまでほとんどなかった。
親密に、別れる? 不安の時代、離婚は妻が切り出すものになったのだろうか?
離婚には、個人、家族、国家のレベルで、他者との親密な関係性とその理想をめぐるどのような意識が映し出されているのか。変容する家族規範、自立のロマンス、新自由主義、ジェンダー、法律、親権、別居家族、拡大家族、熟年離婚、婚活、負け犬、電車男……〈私が関心を向けたのは、人が私に何を伝えようとしたのかであり、正当なまたは理屈の通らない離婚を説明するために持ち出される詳細な叙述であり、そして自分が言いたいことをどのようにして語るのかという点だった〉〈離婚という出来事がどのようにして他の生活の側面に収まっていくのかという点に注意を傾け、多くの人と話をし、ただそれだけではなくその人たちの人生に寄り添うことにも全力を尽くした〉(序論)。
つながりと別れ、そして新たなつながり。
異文化の調査者としてのクリティカルな眼差しと、友人としての感情が豊かに交差する地点で、現代日本社会の姿を現実の複雑さのままみずみずしく描いた民族誌的成果。