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人口大逆転~高齢化、インフレの再来、不平等の縮小~

チャールズ・グッドハート, マノジ・プラダン  著

澁谷 浩  翻訳
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価格 \3,300(税込)         

発行年月 2022年05月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 373p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/社会科学/経済学/国際経済
ISBN 9784296113095
商品コード 1034400280
NDC分類 333.6
基本件名 世界経済
本の性格 実務向け
新刊案内掲載月 2022年06月3週
書評掲載誌 東京・中日新聞 2022/07/17、日本経済新聞 2022/08/06、読売新聞 2022/08/14、日本経済新聞 2022/12/24
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1034400280

著者紹介

チャールズ・グッドハート(著者):ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)名誉教授
1985~2002年、LSE教授。現在もLSEにおいて研究を続ける。イングランド銀行エコノミスト、同行チーフ・アドバイザーを歴任。2009年から2016年まで、モルガン・スタンレーのコンサルタントも務める。
マノジ・プラダン(著者):Talking Heads Macro(マクロ経済リサーチ会社)創業者
前モルガン・スタンレーのマネージング・ディレクター。ジョージ・ワシントン大学経済学Ph.D.
澁谷 浩(翻訳):経済学者、小樽商科大学名誉教授 1988年、プリンストン大学Ph.D.取得。インディアナ州立大学助教授、IMFエコノミスト、日本銀行金融研究所を経て、1992年、小樽商科大学経済学部助教授、1997年より同教授。2017年退任し、同大学特任教授を経て、2019年より同大学名誉教授。 著書に『通貨危機と資本逃避』(東洋経済新報社、共著)、「動学的均衡価格指数の理論と応用-資産価格とインフレーション」(『金融研究』第10巻第4号)、“Dynamic Monetary Policy: Preventing Bubbles and Promoting Growth,” The Economic Review (商学討究), Vol.70 (No.2 & 3、共著)など。

内容

【内容紹介】
○人口構成の変化は経済の姿を大きく変える最大の要因のひとつです。これから30年、人口の高齢化、労働人口の減少という世界的な人口構成の変化により、経済構造がこれまでの30年とは逆の方向に進む、インフレが到来、金利は上昇し、グローバル化のスピードは遅くなる、という通説とは異なる大胆な見方を示す話題の本の登場です。

〇英国中央銀行のエコノミストを務めた一流のマクロ経済学者が、高齢化に伴い世界経済の構造が激的に変化することを骨太に説く話題の書。

○グローバルな人口構造の変化がインフレの到来、低金利の終わりというマクロ経済、金融の長期的な変化をもたらすことを説得力豊かに明らかにするものです。

〇本書はフィナンシャル・タイムズ紙の「2020年ベスト経済書」の一冊。インフレの到来を見通した綿密な分析が選ばれた理由です。実際、2021年以降、世界経済は1970年代にも似たインフレ時代の再来への懸念が高まっています。コロナ後の経済を読み解く本として、金融関係者はじめ、企業経営者など、広くビジネスパースンに読まれる本になります。

〇メイン著者のチャールズ・グッドハートは「測定された数値が目標になると、目標は実現できない」「対策が目標になると対策は有効性を失う」などと解釈される「グッドハートの法則」の生みの親として知られる英国の有力な経済学者です。

■本書のメインの論点は以下の通りです。
〇デフレ、低金利の時代がついに終わる。インフレと金利上昇の時代が到来する。グローバル化のスピードはゆっくりとなり、労働分配率の向上、賃金上昇から格差は縮小に向かう。コロナ危機は、世界経済の潮流が激的な大転換を迎える分水嶺であり、本書が明らかにしている変化を加速する。

〇世界経済の大転換をもたらす最大の要因は、高齢化、労働人口の減少による世界的な人口構造とグローバル化の大逆流だ。これまでの30年間は、中国、東欧など新興国の世界経済への参加によって世界の労働人口が著しく増加し、労働力の供給ショックが起きた。先進各国から中国をはじめ、これらの国々への直接投資、企業の進出が進み、グローバル化が一気に進み、労働人口増は先進各国の中間層の低賃金化、所得格差の拡大、物価の下落、新興国労働者の所得増、貯蓄増をもたらし、世界的な貯蓄増は低金利をもたらした。

〇だが、これからの30年は世界の人口は高齢化に向かい、中国も内向きになる。これまでとは真逆のショックが生じる。労働分配率、賃金は上昇に向かい、世界的にも貯蓄が減少、デフレ・低金利が終わり、インフレの時代になる。すでに高齢化が進んでいる日本でなぜ新しい変化が起こっていないのか。この謎解きも行う。

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