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古楽の終焉~HIP<歴史的知識にもとづく演奏>とはなにか~(Booksウト)

ブルース・ヘインズ  著

大竹 尚之  翻訳
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価格 \4,180(税込)         

発行年月 2022年04月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 407p,31p
大きさ 21cm
ジャンル 和書/人文科学/芸術/音楽
ISBN 9784865592498
商品コード 1034417857
NDC分類 761.9
基本件名 音楽-演奏
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2022年05月3週
書評掲載誌 産経新聞 2022/05/08
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1034417857

著者紹介

ブルース・ヘインズ(著者):1942年、アメリカ・ケンタッキー州生まれ。オーボエ奏者、リコーダー奏者、音楽学者。オランダ王立音楽院でフランス・ブリュッヘンに師事し卒業。演奏のかたわら、楽器製作、研究をおこない、1972年より同音楽院で教鞭をとる。バッハ教会カンタータ全曲録音シリーズ(テレフンケン、アーノンクール、レオンハルト指揮)や、18世紀オーケストラ(ブリュッヘン主宰)の演奏活動に参加した。1983年同音楽院を退職、新しくカナダ・モントリオール大学での研究活動に入り1995年にPh.Dを得る。特にオーボエの演奏法や歴史と、バロック時代のピッチについて多くの研究と著作を発表。同大学准教授として教鞭をとった。2011年没。
大竹 尚之(翻訳):1945年生まれ。リコーダー奏者。オランダ王立音楽院でブリュヘン、ヘインズ、ヴィンガーデンに師事、同音楽院卒。バロック・オペラ、オラトリオ、カンタータなどで室内合奏団、合唱団と数多くの共演を重ねている。ルネサンス、バロック音楽の研究でも知られ、大学紀要(東京音楽大学)、雑誌への寄稿も多い。著書に『大竹尚之のリコーダー教本』(トヤマ出版)、訳書にハウヴェ『現代リコーダー教本』(ショットミュージック)、CD録音に『諧謔音楽シリーズ』『僕の好きな歌』『Jacob van Eyckの祈り』『hommage a Jacob van Eyck』などがある。元東京音楽大学講師。

内容

クラシック/古楽界に衝撃を与える問題の書、ついに邦訳なる!
ピリオド・アプローチはほんとうに正しいのか?
クラシック音楽に真の生命をあたえるものはなにか?!

過去の音楽をそっくり再現して、どうするのか?
なぜ儀式のように音楽を聴かなければならないのか?
原典至上主義?──それは「テクスト・フェティシズム」にすぎないのでは?
古楽が追求すべきオーセンティシティとはどこにあるのか?
そして、「HIP(歴史的知識にもとづく演奏)」とは何をめざすものなのか?──

フランス・ブリュッヘン率いる18世紀オーケストラなどでオーボエ奏者、リコーダー奏者として活躍したほか、楽器製作や音楽学研究の分野でも多大な実績を残し、2011年に惜しまれつつ世を去った著者が、2007年に発表したThe End of Early Music: A Period Performer’s History of Music for the Twenty-First Century(Oxford University Press)。
音楽史のとらえ方を根底から更新し、クラシック音楽家の意識変革をうながし、返す刀で「原典至上主義」に拘泥する古楽演奏にも疑問符を突きつけた同書は、発表と同時に大きな話題を巻き起こした。
「HIP(historically-inspired perfomance; historically-informed performance=歴史的知識にもとづく演奏)」と「修辞学的音楽(rhetorical music)」の理想を知り、楽譜に書かれた音楽をただ再現するだけでなく、生命力にあふれたパフォーマンスをおこなうために、すべての音楽家がひもとくべき書、ついに待望の完訳!

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