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気候変動の真実~科学は何を語り、何を語っていないか?~
スティーブン・E・クーニン
著
三木 俊哉
翻訳
杉山 大志
他
発行年月 |
2022年03月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
372p |
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大きさ |
19cm |
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ジャンル |
和書/理工学/地球科学/気象学 |
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ISBN |
9784296000623 |
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商品コード |
1034418206 |
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NDC分類 |
451.85 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2022年04月4週 |
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書評掲載誌 |
日本経済新聞 2022/06/04、毎日新聞 2022/07/09 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1034418206 |
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著者紹介
スティーブン・E・クーニン(著者):米国の科学政策におけるリーダーのひとり。オバマ大統領の下で米国エネルギー省の科学担当次官を務め、同省の戦略計画と初の「4年ごとの技術レビュー」(2011年)の主執筆者となった。物理学、天体物理学、科学計算、エネルギー技術・政策、気候科学などの分野で200以上の査読付き論文を発表している。カリフォルニア工科大学の理論物理学の教授を務め、約10年間にわたりカリフォルニア工科大学の筆頭副学長(プロボスト)を務めた。現在は、ニューヨーク大学の大学教授として、スターンビジネススクール、タンドンスクールオブエンジニアリング、物理学科に籍を置く。米国科学アカデミー、米国芸術科学アカデミー、米国政府のために技術的な問題を解決する科学者のグループであるJASONなどに所属。2014年からは国防分析研究所の理事を、2014年から2019年まで全米アカデミーズの工学・物理科学委員会の委員長を務めた。現在、ローレンス・リバモア国立研究所の独立理事を務めるほか、ロスアラモス、サンディア、ブルックヘブン、アルゴンヌの各国立研究所でも同様の役割を担う。
三木 俊哉(翻訳):1961年生まれ。京都大学法学部卒業。会社員を経て産業・出版翻訳者。訳書に『買収起業完全マニュアル』(実業之日本社)、『チャレンジャー・セールス・モデル』(海と月社)、『ルーンショット』(日経BP)など。
内容
なぜ気候科学はねじ曲げられて伝えられるのか?
■私がこの本を書いたのは、気候科学やエネルギーに関する重要な情報が歪められているからだ。純然たるデータや科学文献の記述が、政府による評価報告書、マスコミを経由して、一般市民や意思決定者へ伝えられる過程でねじ曲げられてしまう。私が望んだとおり、専門家でない読者の方々は、(米国での出版後)本書の内容が公正でわかりやすいと評価してくれた。他方、予想したとおり、一部の気候科学者は本書を批判し、私の動機や資質に疑問を投げかけた。だが、内容面の大きな誤りを見つけることはできなかった。
(「日本語版発行に寄せて」より)
■私は科学者として、科学界の実に多くの個人や組織が、情報提供ではなく説得のために気候科学を誤って伝えていることに失望している。しかし、あなたも一市民として気をつけなければならない。民主主義社会では、有権者が最終的に気候変化への対応方法を決定する。科学が言っていること(と言っていないこと)を十分知らずに下される決定、悪くするとウソの情報に基づいて下される決定が、よい結果につながることはまずない。新型コロナウイルスでもそのことをつくづく思い知らされた。気候やエネルギーでもそれは同じことだ。(第10章「誰がなぜ科学を壊したのか」より)