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ウクライナ戦争における中国の対ロシア戦略~世界はどう変わるのか~(PHP新書 1306)

遠藤 誉  著

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価格 \1,078(税込)         

発行年月 2022年04月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 222p
大きさ 18cm
ジャンル 和書/社会科学/政治学/国際関係論
ISBN 9784569852324
商品コード 1034457854
NDC分類 319.22038
基本件名 中国-対外関係-ロシア
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2022年05月4週
書評掲載誌 毎日新聞 2022/05/28
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1034457854

著者紹介

遠藤 誉(著者):中国問題グローバル研究所所長。
1941年中国吉林省長春市生まれ。国共内戦を決した「長春食糧封鎖」を経験し、1953年に日本帰国。筑波大学名誉教授、理学博士。中国社会科学院社会学研究所客員研究員・教授などを歴任。著書に、『ネット大国中国 言論をめぐる攻防』、『チャイナ・ナイン 中国を動かす9人の男たち』、『卡子(チャーズ)中国建国の残火』、『毛沢東 日本軍と共謀した男』、『ポストコロナの米中覇権とデジタル人民元』(白井一成との共著)、『習近平 父を破滅させた鄧小平への復讐』など多数。

内容

習近平はプーチンのウクライナ軍事侵攻には反対だ。なぜなら攻撃の口実がウクライナにいる少数民族(ロシア人)の虐待で、その独立を認めたからだ。
これは中国のウイグルなどの少数民族の独立を認めることに相当し賛同できない。
しかしアメリカから制裁を受けている国同士として経済的には協力していく。これを筆者は【軍冷経熱】という言葉で表している。ロシアが豊富なエネルギー資源を持っていることも【経熱】の理由だ。ロシアがSWIFT制裁を受けていることをチャンスと捉え、習近平は人民元による脱ドル経済圏を形成しようとしている。中国はEUともウクライナとも仲良くしていたい。
一方、ウクライナは本来、中立を目指していた。それを崩したのは2009年当時のバイデン副大統領だ。「ウクライナがNATOに加盟すれば、アメリカは強くウクライナを支持する」と甘い罠をしかけ、一方では狂気のプーチンに「ウクライナが戦争になっても米軍は介入しない」と告げて、軍事攻撃に誘い込んだ。第二次世界大戦以降のアメリカの戦争ビジネスの正体を正視しない限り、人類は永遠に戦争から逃れることはできない。

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