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ベイルート961時間~とそれに伴う321皿の料理~

関口 涼子  著

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価格 \1,760(税込)         

発行年月 2022年04月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 278p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/フランス文学
ISBN 9784065260777
商品コード 1034460458
NDC分類 955.7
基本件名 レバノン-紀行・案内記
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2022年06月1週
書評掲載誌 日本経済新聞 2022/06/11、朝日新聞 2022/06/18、読売新聞 2022/07/10、朝日新聞 2022/12/24
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1034460458

著者紹介

関口 涼子(著者):1970年東京生まれ。翻訳家、詩人、作家。フランス語と日本語で創作を行う。1989年、第26回現代詩手帖賞受賞。早稲田大学在学中の1993年、詩集『カシオペア・ペカ』を刊行。1997年、東京大学総合文化研究科比較文学比較文化専攻博士課程満期退学。その後パリに拠点を移し、フランス語で20数冊の著作、日本文学や漫画の翻訳を100冊以上刊行。2012年、フランス政府から芸術文化勲章シュヴァリエを受章。2013年、ローマ賞受賞。著書に『カタストロフ前夜―パリで3・11を経験すること』、訳書にM・ウエルベック『セロトニン』、ダニエル・ヘラー=ローゼン『エコラリアス』、P・シャモワゾー『素晴らしきソリボ』(日本翻訳大賞受賞)などがある。2018年、フランス語で『Nagori』を刊行、4つの文学賞を受賞し、5ヵ国語に翻訳される。ピキエ社刊行の食をめぐる日本文学の叢書「Le Banquet (饗宴)」編集主幹。2022年、本書の仏語版で第42回フランス-レバノン文学賞審査委員特別を受賞。

内容

魂のための味覚、そして魂のための栄養素。それが人間にとっての「食」なのだと実感した。――ヤマザキマリ

ねたましい!これはぼくがするはずの旅であり、食べるはずの料理だ。ベイルートにつながるバグダッドの味、イスファハンの味。会ったことはないが、この作者は(彼女が認めてくれるなら)ぼくの分身である。――池澤夏樹

カタストロフを生き抜く食の力と、心揺さぶる街の記憶。五感のアーカイブとしての料理を描く珠玉のルポルタージュ・エッセイ。 

「料理の話をしてください」。戦争の傷跡が色濃く残る街で、翻訳家・作家の著者は人々が語る食べ物の話を聞く。多彩な声と仕草で語られる物語は、万華鏡のように街の肖像を描き出す。異なる民族、宗教、文化をもつ人々が一堂に会する理想の食卓は可能なのか。ベイルート、パリ、東京を往還しながら紡ぐ、多様性に満ちた「食」の思考。
フランスで刊行され高く評価された作品を著者自ら邦訳した待望の書。


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