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言語学者、外の世界へ羽ばたく~ラッパー・声優・歌手とのコラボからプリキュア・ポケモン名の分析まで~(リベラルアーツコトバ双書 2)
川原繁人
著
発行年月 |
2022年04月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
8p,167p |
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大きさ |
18cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/言語学/概論・参考図書 |
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ISBN |
9784910292021 |
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商品コード |
1034486026 |
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NDC分類 |
804 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2022年06月3週 |
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書評掲載誌 |
朝日新聞 2022/06/18 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1034486026 |
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著者紹介
川原繁人(著者):慶應義塾大学言語文化研究所教授
1980年生まれ。2002年、国際基督教大学卒業。2007年、University of Massachusetts, Amherstにて博士号修得(言語学)。University of Georgia (2007–2008)及び Rutgers University (2008–2013)を経て、2013年に慶應義塾大学に移籍。専門分野は、音声学・音韻論・一般言語学。著書に『音とことばの不思議な世界』(岩波サイエンスライブラリー、2015)、『「あ」は「い」より大きい!?』(ひつじ書房、2017)、『ビジュアル音声学』(三省堂、2018)、『音声学者、 わが子と言葉の不思議に飛び込む』(朝日出版社、2022)、『フリースタイル言語学』(大和書房、2022)がある。Language, Phonology, Natural Language and Linguistic Theory, Phoneticaなどの国際学術雑誌にも多数の論文を出版し、複数の国際雑誌の編集委員・編集責任者も歴任。
趣味:ヨガ、ファスティング、筋トレ、夜の散歩
内容
2020年世界をコロナ禍が覆う中、言語学・音声学を専門とし、ポケモン言語学(英語では Pokémonastics)の提唱者である著者が「言語学は社会に役立つか」という問いに正面から挑んだ。「世の中の役に立たない学問は見捨てられてしまうのではないか」と落ち込む著者が、友人の励ましを受け、言語学という世界の殻を破って、言語研究の地平を広げていく。「コロナに関する迷信の打破」を様々な言語に翻訳するプロジェクトに携わり、オンラインという機会を活かしラッパー、声優を授業に招き学生とともに学ぶ。声優・歌手と音声学の新しい可能性を探る。「幸せの認知科学」をオンラインで学ぶ。また、海外の研究者とも共同研究を続け、ポケモンのネーミングに関する大規模オンライン実験を行い、その分析は一流学術誌に掲載される。プリキュア名の分析を通じ新しい統計手法を学ぶ。その姿から本書を通じ、読者に「制約は創造の母である」というメッセージを届ける。