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THE ELEMENTS OF USER EXPERIENCE~5段階モデルで考えるUXデザイン~
Jesse James Garrett
著
ソシオメディア株式会社,
上野 学,
篠原 稔和
翻訳
発行年月 |
2022年05月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
18p,205p |
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大きさ |
24cm |
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ジャンル |
和書/理工学/電気・電子工学/通信工学 |
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ISBN |
9784839975982 |
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商品コード |
1034503617 |
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NDC分類 |
547.4833 |
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本の性格 |
実務向け |
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新刊案内掲載月 |
2022年07月1週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1034503617 |
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著者紹介
Jesse James Garrett(著者):Jesse James Garrett(ジェシー・ジェームズ・ギャレット)
サンフランシスコを本拠地としたユーザーエクスペリエンスコンサルタント会社「Adaptive Path」の創始者のひとり。
1995年より携わったウェブプロジェクトには、AT&T、インテル、ボーイング、モトローラ、ヒューレット・パッカードやナショナル・パブリック・ラジオ(NPR)などがある。ユーザーエクスペリエンス分野への貢献のひとつに、情報アーキテクチャを記述するための視覚言語による表記法があり、このオープンな表記法は現在世界中の組織で使用されている。
情報アーキテクチャやユーザーエクスペリエンスについて、頻繁に講師も務めている。
ソシオメディア株式会社(翻訳):「Designs for Transformation」を標榜するデザインコンサルティング会社。エクスペリエンス・ストラテジー、デザイン・リサーチ、ヒューマン・インターフェースという3つのテーマを柱にソリューションを提供している。また、海外文献の紹介から国内外の識者・実践者を招聘したイベント開催まで、幅広くデザイン活動を展開中。近年、調査と制作の溝を埋める設計アプローチ「OOUI(オブジェクト指向ユーザーインターフェース)」を提唱し注目を集めている。
上野 学(翻訳):デザインコンサルタント/デザイナー。各種ビジネスアプリケーション、ウェブ/モバイル/デスクトップアプリケーション、その他のさまざまなインタラクティブメディアのヒューマンインターフェース設計およびユーザビリティ評価に従事。ソシオメディアにおいてデザインメソッド開発を担う。執筆、講演など多数。
篠原 稔和(翻訳):ソシオメディア株式会社の代表取締役。NPO法人 人間中心設計推進機構(HCD-Net)の理事長、国立大学法人 豊橋技術科学大学の客員教授を歴任。「情報デザイン」や「ユーザーエクスペリエンス」に関わる数多くの著書や翻訳書を紹介しながら、大企業・中小企業から政府・自治体に至るまでのソリューション活動に従事している。現在、「デザインマネジメント」の重要性を多角的に探求するための「デザインマネジメント・シリーズ」や「HCDにおけるマネジメント」にも注力中。
内容
本書の第1版は2005年に『ウェブ戦略としての「ユーザーエクスペリエンス」』として日本語版が刊行。その後、2011年に刊行された『The Elements of User Experience [Second Edition] User-Centerd Design for the Web and Beyond』の日本語版が本書です。
●本書の構成
著者まえがき
監訳者まえがき(上野 学)
Chapter1 ユーザーエクスペリエンスが重要なわけ
Chapter2 段階という考え方
Chapter3 戦略段階
Chapter4 要件段階
Chapter5 構造段階
Chapter6 骨格段階
Chapter7 表層段階
Chapter8 段階の適用
Supplement(日本語版オリジナル追加原稿、2022年段階での著者の最新コメント付き)
・IAの再考
・セブンシスターズ
・かつてない成功を収めるUXデザイン、リーダーたちが失望しつつあるわけ ─ 私たちはどこで間違えたのか?
日本語版へのあとがき(Jesse James Garrett)
監訳者あとがき(篠原 稔和)
●本書の特徴
・著者との話し合いにより、本書以降に執筆された著者の論文も最新コメント入りで収録した「世界初に誕生した決定版書籍」
・現在本書を手に取る人向けに「全体を翻訳しなおした完全改訂版」
●監訳者まえがきより(上野 学)
本書で提示される5段階モデルが長く参照されているのは、そこにモデルとしての普遍的な魅力があるからだろう。今回その魅力、要するに「わかりやすさ」を分析的に反省する機会が得られる。これは初学者にとって「UX とはどういうものか」をわかりやすく教える本であり、熟練者にとっては「UXのわかりやすい説明とはどういうものか」を教える本なのである。
(中略)
本書はUX という(今やバズワードを通り越してさまざまに援用される名前空間のようになっている)テーマについて、それをデザイン領域における現象としてメタ的に再評価するよいきっかけになる。デジタルプロダクトに期待されはじめたデザイナーのコミットメントが、20 年前にどのように「わかりやすく」言語化され、それがその後どのように利用されていったのか。デジタルプロダクトのデザインに携わる方々には、デザインディスコースの歴史的な解釈のために、もう一度新しい気分で本書に立ち戻ってみてもらいたい。