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米露諜報秘録1945-2020~冷戦からプーチンの謀略まで~
ティム・ワイナー
著
村上 和久
翻訳
発行年月 |
2022年07月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
324p,60p |
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大きさ |
19cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/政治学/国際関係論 |
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ISBN |
9784560094365 |
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商品コード |
1034554629 |
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NDC分類 |
319.53038 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2022年08月1週 |
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書評掲載誌 |
読売新聞 2022/07/31、東京・中日新聞 2022/09/04、日本経済新聞 2022/09/17 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1034554629 |
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著者紹介
ティム・ワイナー(著者):1956年、ニューヨーク州で生まれ、コロンビア大学と大学院で歴史とジャーナリズムを専攻し、《ソーホー・ニュース》紙で記者としての第一歩を踏みだした。《フィラデルフィア・インクワイアラー》紙に移籍後の1988年、国防総省とCIAの秘密予算にかんする調査報道でピュリツァー賞を受賞する1993年から2009年までは《ニューヨーク・タイムズ》で記者をつとめ、1994年には、CIAが50~60年代に日本で自民党に数百万ドルの資金を提供していた事実を暴露した。2007年に刊行した『CIA秘録 その誕生から今日まで』は《ニューヨーク・タイムズ》のベストセラー・リストに名をつらね、全米図書賞を受賞した。2012年には姉妹篇の『FBI秘録 その誕生から今日まで』を上梓、《ウォールストリート・ジャーナル》から、「スパイ事件について書かれた最高の本」と称賛された。本書は6冊目の著書(共著もふくむ)で最新作にあたる。また、プリンストン大学とコロンビア大学で歴史と文章術を教えたこともある。本書は、辛口で知られる老舗書評専門誌《カーカス・レヴュー》の2020年度のベスト・ノンフィクションに選ばれた。
村上 和久(翻訳):1962年生まれ。翻訳家。主要訳書に、ブランドン・ウェッブほか『キリング・スクール 特殊戦狙撃手養成所 上・下』、リー・ネヴィル『ヴィジュアル版 世界特殊部隊大全』、ドナルド・ナイポール『航空機透視図百科全科』、アンドルー・ファインスタイン『武器ビジネス マネーと戦争の「最前線」』、フィリップ・シノン『ケネディ暗殺 ウォーレン委員会50年目の証言 上・下』、イアン・トール『太平洋の試練 レイテから終戦まで 上・下』ほか多数がある。
内容
ウクライナ戦争の前史、「愚行と栄光」の覇権争い
諜報の分野では帝政時代以来の歴史を持つソ連・ロシアと、第二次大戦後にCIAを設立した諜報の素人の米国。ソ連は冷戦時代、東欧を支配し、その勢力を全世界に広げようとしていた。一方、米国はソ連を封じ込めるために、さまざまな諜報戦(政治戦)をくりひろげた。
冷戦に勝利した米国は、その後の戦略をあやまり、NATOをいたずらに拡大させたことで、ロシアは危機感を抱く。それをもっとも切実に感じていたのが、冷戦崩壊を現場で見ていたKGBのプーチンだった。彼は権力を握るや、ただちに反撃に出る。インターネットとソーシャルメディアを駆使した彼の政治戦は、前例のないものだった。米国はいつの間にか世論の分断で民主主義の危機にさらされ、民主主義のプロセスを無視するトランプに率いられることになった。しかも、トランプはロシアの影響下にあるという……。
ウクライナ戦争の前史、戦後75年間の諜報活動と外交の深層からサイバー攻撃の脅威まで、『CIA秘録』のピュリツァー賞受賞作家が機密解除文書を徹底検証! 国際情勢に関心がある読者のみならず、民主主義の未来を真剣に考える方々にもご一読いただきたい。