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<世界史>の哲学<現代篇1> フロイトからファシズムへ
大澤 真幸
著
発行年月 |
2022年07月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
349p |
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大きさ |
19cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/歴史学/考古学・古代史 |
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ISBN |
9784065284483 |
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商品コード |
1034757091 |
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NDC分類 |
209 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2022年08月4週 |
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書評掲載誌 |
毎日新聞 2022/09/03 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1034757091 |
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著者紹介
大澤 真幸(著者):【著者紹介】
大澤真幸(おおさわ・まさち)
1958年長野県松本市生まれ。
東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得満期退学。社会学博士。千葉大学文学部助教授、京都大学大学院人間・環境学研究科教授を歴任。
現在、月刊個人思想誌『大澤真幸 THINKING「O」』刊行中、「群像」誌上で評論「〈世界史〉の哲学」を連載中。
内容
今回われわれは、「近代篇」で見出した、西洋近代を成り立たせているメカニズムーーとりわけ「宗教としての資本主義」ーーの最終的な結果として、精神のエディプス的な構造がもたらされている、ということを示してきた。エディプス・コンプレックスの理論は、一九世紀近代を成り立たせていた諸契機が諸契機が結集することで生まれたものだ。この点を明らかにしたことには実は、さらなる狙いがある。この後、フロイトの理論に、とてつもなく大きな転回が生ずる。このことは、近代の後に、そして近代の延長線上に大きな断絶が現れることを示唆している。この断絶こそが「現代篇」の主題となる。(第1章より)