聴覚・発話に関する脳活動観測(音響テクノロジーシリーズ 25)
河内山 隆紀, 中澤 栄輔, 今泉 敏, 軍司 敦子, 皆川 泰代, 能田 由紀子 著
内容
目次
1. 聴覚・発話に関する脳活動観測のテクニック 1.1 脳活動観測手法 1.2 時間分解能と空間分解能 1.3 脳機能研究の流れ 引用・参考文献 2. ヒトの脳の構造と機能 2.1 脳部位の表し方 2.2 脳の解剖的構造 2.3 側頭葉の構造と機能 2.4 頭頂葉の構造と機能 2.5 後頭葉の構造と機能 2.6 前頭葉の構造と機能 2.7 音声言語に関わる脳神経機能モデル 引用・参考文献 3. 脳波による脳活動観測 3.1 原理・装置 3.1.1 聴取や発話に伴って生じる脳電位とは 3.1.2 手続き 3.1.3 刺激や課題 3.1.4 計測 3.2 実験デザイン 3.2.1 聴覚誘発電位(AEP) 3.2.2 事象関連電位(ERP) 3.3 データ解析 3.3.1 加算平均 3.3.2 周波数解析 3.3.3 電位分布図 3.3.4 発生源推定 3.4 研究事例 引用・参考文献 4. MEGによる脳活動観測 4.1 原理・装置 4.1.1 計測システム 4.1.2 電流源推定 4.2 実験デザイン 4.2.1 短潜時の事象関連磁界 4.2.2 オドボール課題とMMF 4.2.3 長潜時の事象関連磁界 4.2.4 連続音声に対するMEG計測 4.3 データ解析 4.4 研究事例 4.4.1 聴覚情報処理機構の発達 4.4.2 音韻概念の学習 4.4.3 MMF生成機構のDCM解析 4.4.4 文統合過程の研究 4.4.5 周波数時間応答関数によるMEG解析 4.4.6 音声の階層構造に対応する神経系振動活動のMEG解析 4.4.7 ボトムアップ処理とトップダウン処理に関する研究 4.4.8 MEGによる音声研究の今後 引用・参考文献 5. 近赤外分光法による脳活動計測 5.1 原理・装置 5.1.1 近赤外分光法(NIRS)とは 5.1.2 NIRSの測定原理 5.1.3 さまざまなNIRSシステム 5.1.4 NIRSの特徴 5.2 実験デザイン 5.2.1 なんの機能を測るか:刺激,タスクの選定 5.2.2 どこを測定するか:プローブの配置 5.2.3 実験デザイン:ベースライン設定 5.2.4 実験デザイン:ブロックデザイン,イベントデザイン 5.2.5 実験デザイン:実験計画法 5.2.6 脳機能結合解析やハイパースキャンニングでの実験デザイン 5.2.7 fNIRS特有の注意点 5.3 データ解析 5.3.1 データの前処理 5.3.2 平均法とGLM 5.4 研究事例 5.4.1 研究目的と実験デザインの選定 5.4.2 刺激音声とベースライン,ターゲット区間の設定 5.4.3 プローブの設定と実験参加者 5.4.4 実験の流れ 5.4.5 結果の解析と解釈 引用・参考文献 6. fMRIによる脳活動観測 6.1 原理・装置 6.1.1 MRIの原理 6.1.2 fMRIの原理 6.1.3 MRI装置 6.1.4 fMRI実験用周辺装置 6.2 実験デザイン 6.2.1 実験参加者 6.2.2 文献調査 6.2.3 実験型と刺激呈示タイミング 6.2.4 聴取実験と発話実験 6.3 データ解析 6.3.1 解析ソフトウェア 6.3.2 MRI画像データとファイル形式の変換 6.3.3 前処理 6.3.4 統計処理:個人解析 6.3.5 統計処理:集団解析 6.3.6 脳地図 6.4 研究事例 6.4.1 言語音の聴取実験の実験例 6.4.2 発話実験の実験例 6.4.3 リアルタイムMRIとfMRIを併用した実験例 6.5 fMRIを学ぶための参考情報 引用・参考文献 7. 研究倫理と安全 7.1 脳機能研究における研究倫理とは 7.1.1 自律尊重とインフォームドコンセント 7.1.2 善行とリスク,侵襲性 7.1.3 研究における正義 7.2 倫理審査,安全審査の必要性と実際 7.2.1 日本における研究倫理審査 7.2.2 脳機能研究における倫理審査の要点:科学的妥当性 7.2.3 脳機能研究における倫理審査の要点:倫理的妥当性 7.3 まとめ 引用・参考文献 索引
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