危機の時代の精神医療~変革の思想と実践~
高木 俊介 著
著者紹介
内容
目次
刊行に寄せて マンモスを飼う男(横田 泉) ________________________ 第1部 精神医学の思想 ________________________ 二一世紀の力動精神療法試論 抗精神病薬の神話2022――あるべき薬物療法の姿を求めて 抗精神病薬の神話2022 補論1 ――第二世代抗精神病薬とアカシジア 抗精神病薬の神話2022 補論2 ――薬物療法と製薬資本~私たちは健全な二重見当識をもとう 精神医療と暴力――暴力を生む構造と私的暴力史 ノーベル賞学者、ジョン・ナッシュの人生と精神病からの回復 ――統合失調症の慢性化問題によせて シーザーのことを魂のことに取り戻す――対人支援の仕事とお金 書評 干潟の生き物たちと中井久夫 『統合失調症をたどる』 書評 レインの再評価 『R・D・レインと反精神医学の道』 ________________________ 第2部 こころ・からだ・社会の対話 ________________________ 万国ケア博覧会のすすめ/パラリンピックにイマジンを!/ ひきこもりと私たち/「ごみ屋敷」問題を考える/ 不寛容やめますか、それとも…/七つ目の虹の色は/コロナと対人支援/ 人工知能と共感能力/バトンをつなぐ/「共生」の時代の若者たち/ 小さきものの声/10年目の3・11に/「難民」と共に生きる国に/ 精神のフレコンバッグ/僕らが信じられる大人であること/ 6人寄ればもんじゅに勝つ/センチメンタル・ジャニー/ 認知症800万人時代に/ある晴れた朝、突然に/ 忘るるもまた楽しからずや/真夜中のラーメン/8月は死者の月/ 「殺すな!」をふたたび/しなやかな異議申し立て/ 戦争を知らない子孫(こまご)たち/戦争は卑劣な情報戦/ 護憲、古いと言われても/新緑の季節に憲法を/ 戌(犬)にもつらい、戦争/ 京都国際写真祭(KYOTOGRAPHIE)によせる/ さざめく光の中に――鎮魂3・11/もう、ビートルズは教えてくれない/ 科学少年のギターと天文台/表現の自由と寛容の精神/ フラジャイル、こわれもの ※第2部のコラム『暖流』は京都新聞社会福祉事業団が受け持つ 京都新聞福祉のページにも 掲載されています。 母の死 認知症を抱えて逝くということ 書評 統計的生の必然から共同的生の偶然へ『他者と生きる』 書評 世界が病むという苦悩『チェルノブイリの祈り』 ________________________ 第3部 かなたの実践へ ________________________ 「成長」の終わりと「人格」の消滅 統合失調症の約束の地、治療課題としての「治療の終焉」 アウトリーチ、日々是好日――微笑む宇宙人、救われる地球人 あとがき 初出一覧
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