丸善のおすすめ度
ヴェトナム~壮大な悲劇1945-1975~<上>
マックス・ヘイスティングス
著
平賀 秀明
翻訳
発行年月 |
2023年11月 |
|---|
|
|
言語 |
日本語 |
|---|
媒体 |
冊子 |
|---|
|
|
ページ数/巻数 |
582p |
|---|
大きさ |
20cm |
|---|
|
ジャンル |
和書/人文科学/歴史学/アジア・オセアニア史 |
|---|
|
|
ISBN |
9784560094600 |
|---|
|
商品コード |
1034887236 |
|---|
NDC分類 |
223.107 |
|---|
|
|
本の性格 |
学生用 |
|---|
|
新刊案内掲載月 |
2023年12月2週 |
|---|
書評掲載誌 |
毎日新聞 2024/02/10 |
|---|
商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1034887236 |
|---|
著者紹介
マックス・ヘイスティングス(著者):Max Hastings1945年生まれ。英国のジャーナリスト、歴史家。25歳のとき、BBCの特派員としてヴェトナム戦争報道に従事。ほかに『デイリー・テレグラフ』の編集長、『イヴニング・スタンダード』の編集者などを務めた。Abyss(2022)、Operation Pedestal(2021)など、戦史・戦記を中心に著書多数。
平賀 秀明(翻訳):1956年生まれ。早稲田大学卒業。中国通信社、共同通信社勤務を経て翻訳家に。訳書にE・トーマス『レイテ沖海戦1944』、L・ライト『倒壊する巨塔』、A・ビーヴァー『ノルマンディー上陸作戦1944』『第二次世界大戦1939-45』、C・ネルソン『パール・ハーバー』、R・ブレースウェート『ハルマゲドン 人類と核』(以上、白水社)など多数。
内容
本書は、第一次インドシナ戦争前夜からサイゴン陥落までの30年を振り返り、開戦から終戦に至る歴史的背景と政治的思惑を事実に即して描写し、戦争の本質に迫った大作である。一つひとつの作戦や戦闘、その結果としての災禍が時間軸に沿って詳細に描かれており、時代の空気が変化していくさまが臨場感をもって伝わってくる。
著者は25歳のときに初めて、BBCの特派員としてヴェトナム戦争取材に携わった。その後の人生に大きな影響を及ぼした戦争を俯瞰し、その細部を再現しようとしたのが本書である。当時、取材で訪れた土地を再訪し、三年間で米越仏の生存者100人以上にインタビューを行った。生々しい戦闘シーンに加え、兵士や市民の肉声を巧みに構成したことで、50年前のモノクロ写真でしかなかった出来事の断片が現場の人びとの内面とともに浮かび上がってくる。
英国人という第三者的な立ち位置が、冷徹な筆致、ひいては本書の客観性に利していることは間違いない。戦史ものの体裁をとりながらオーラルヒストリーとしての側面も併せ持つ、稀有な戦史ノンフィクションである。