内容
髄内固定治療の大きな特徴は,プレ−ト治療に比較し,骨折部周囲の軟部組織に低侵襲なことである.本書では,1章で上肢・骨盤骨折,2章で下肢骨折と全身の髄内固定治療が適応となる骨折を対象にして,その治療法を詳述している.画像情報を基に,どの位置にリ−ミングし,どの長さの髄内釘を選択し,そして実際の髄内釘の挿入時に何に気を付けなければいけないのか,エキスパ−トの術者が丁寧にわかりやすく解説している.特にプレ−トと比較した髄内固定の長所や短所は,それぞれの特性を理解し,ぜひ骨折治療の選択肢を増やしていただきたい.プ