【MeL】シネアスト高畑勲 ―アニメの現代性―
ステファヌ・ルルー 著
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内容
目次
読者への覚え書き 謝辞 序 第1章 難産した王子『ホルス』 1 東映動画における緊張の主体 2 『ホルス』の傷痕 3 『ホルス』の透明な包帯 第2章 映画空間 1 本物のシネアスト 2 映像の構成と画面の奥行き a 写実的ソフトフォーカス b 遠近法の効果 c 遠近法における場面演出術 3 カメラワーク a パンフォーカスの美学 b パンは移動撮影ではない c 移動撮影はパンではない d 軸上の移動撮影 e 組み合わせと実験 f 場所に対するカメラ 第3章 イントロダクションのシークエンス 1 アニメの古典的オープニング a 様式的なタイトルバック、なめらかなイントロダクション b フィクションへの壮大で厳かな導入 c 自閉したディズニー的世界 d 西欧とソユーズムリトフィルム e 東映動画 2 『ホルス』のオープニング a 現実効果 b 現場にいるという印象 c 空間の内部で 第4章 フィクションとの新たな関係 1 即自的空間の構築 a 画面への自発的なイン b 運動の自由さ c アニメにおける空間のふたつの住まい方 d 観客の主体的参加 2 即自的世界の物語 a 無造作なつなぎ b 欠落のある移行部 c 斧での叙述 第5章 『ホルス』後、人間的リアリズムへ 1 テレビでもシネアストにとどまる a 『ルパン三世』第一シリーズ、演出修正 b 空間の組織化、会話 c 空間の組織化、アクション d 『荒野の少年イサム』とその他の一時的仕事 2 日常的リアリティと精神的リアリティ a 『パンダコパンダ』、日常空間 b 『アルプスの少女ハイジ』、人間の顔をしたリアリズム c 異化されたリアリズムへ 注 文献 西洋における(日本の)アニメーションとその他の著作、インターネットサイト 訳者あとがき
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