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楽園~グルナ・コレクション~

アブドゥルラザク・グルナ  著

粟飯原 文子  翻訳
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価格 \3,520(税込)         

発行年月 2023年12月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 294p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/イギリス文学
ISBN 9784560094624
商品コード 1035110661
NDC分類 933.7
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2024年02月1週
書評掲載誌 日本経済新聞 2024/02/17
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1035110661

著者紹介

アブドゥルラザク・グルナ(著者):Abdulrazak Gurnah
1948年ザンジバル(現在のタンザニア)生まれ。1964年に勃発したザンジバル革命の混乱を受けて67年にイギリスに渡る。ケント大学で1982年に博士号を取得。1980年から83年にかけてナイジェリアのバイェロ大学で教鞭を執る。その後、ケント大学でポストコロニアル文学を教えながら執筆活動を続ける。現在、同大学名誉教授。これまでに長篇10作を発表し、1994年に刊行した四作目となる本書『楽園』はブッカー賞およびウィットブレット賞の最終候補となる。By the Sea(2001年)はブッカー賞のロングリストとロサンゼルス・タイムズ文学賞の最終候補に選ばれ、Desertion(2005年)は翌年のコモンウェルス作家賞の最終候補となった。2021年度ノーベル文学賞を受賞。最新作はAfterlives(2020年)。
粟飯原 文子(翻訳):法政大学国際文化学部教授。訳書にチヌア・アチェベ『崩れゆく絆』(光文社古典新訳文庫)、チゴズィエ・オビオマ『ぼくらが漁師だったころ』『小さきものたちのオーケストラ』、 オインカン・ブレイスウェイト『マイ・シスター、シリアルキラー』、マアザ・メンギステ『影の王』(以上、早川書房)などがある。

内容

舞台は20世紀初頭、現在のタンザニアの架空の町。主人公ユスフの12歳から18歳までの成長の過程が辿られ、東アフリカ沿岸地域の歴史的な大転換期が、少年の目から語られる。
宿を経営するユスフの父親は借金に行き詰まり、裕福な商人アズィズに借金の形に息子を差し出す。ユスフは使用人(奴隷)として働き、内陸への隊商で莫大な富を得ているアズィズの旅に加わる。
互いに争うアラブ人、インド人、アフリカ人、ヨーロッパ人のいくつもの勢力を目撃し、さまざまな経験を積んだユスフは次第に自らの隷属状態について疑問を抱きはじめる……。
作家は1948年ザンジバル(現在のタンザニア)生まれ。革命の混乱を受けて67年にイギリスに渡る。ケント大学で博士号を取得。ポストコロニアル文学を教えながら執筆活動を続け、現在、同大学名誉教授。これまでに長篇10作を発表し、1994年に刊行した4作目となる本書『楽園』はブッカー賞およびウィットブレッド賞の最終候補となる。2021年にノーベル文学賞を受賞する。
巻末に「ノーベル文学賞受賞記念講演」を収録。

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