小説みたいに楽しく読める免疫学講義
小安 重夫 著
内容
目次
第1章 それは伝染病からはじまった 1 伝染病と二度なし―獲得免疫 2 生まれつきもっている武器―自然免疫 3 免疫はよいことばかりじゃない―アレルギー 4 小児科医の大きな貢献 第2章 免疫の謎に挑んだ偉大な先人たち 1 二度なしのしくみの考察 2 一卵性双生児でも免疫は同じではない―柔軟なシステム 3 パズルへの挑戦―謎解きのはじまり 第3章 解き明かされた数々の謎 1 数多くのウイルスや細菌と戦える理由―特異性と多様性のしくみ 2 自分を自分とわかるのはなぜだろう―拒絶反応のからくり 第4章 免疫はものを見分ける 1 目立つ異物を見つけ出す方法 2 目立たない異物まで見つけ出す方法―遺伝子を組換えてできるリンパ球の目 第5章 自分が自分とわかる仕掛け 1 入学は楽だけど卒業が難しい胸腺大学―自己寛容の秘密 2 自分を攻撃しないための第二・第三の策略 第6章 免疫の登場人物とその履歴 1 外敵と戦う戦士たち―多彩な顔つきの白血球と自然免疫 2 免疫の隠れた司令塔―樹状細胞とリンパ組織 3 分子ミサイル「抗体」の誕生―液性免疫 4 ツベルクリン検査が教えるもう一つの戦い方―細胞性免疫 5 リンパ球の役割分担―二一世紀になって見つかった( ! )自然リンパ球 7章 病気と免疫 1 感染症を予防するワクチン 2 免疫は両刃の剣―アレルギーと自己免疫疾患 3 ゲノムが教える病気との関係 4 臓器移植と再生医療 5 がんは免疫で治る時代が来た 6 微生物の逆襲―エイズウイルスの驚きの戦略 コラム 1 細菌の分離培養とコッホの三原則 2 インターフェロンの命名 3 注目されなかったグリックの研究 4 制限酵素からCRISPR-Cas9:細菌の免疫! 5 ヤーネと利根川 6 部外者にはややこしいCD分子の命名法 7 NK細胞と潜水艦? 8 インターロイキンの命名法 9 Fasの思い出 10 免疫学者の有名な背中 11 山中のiPS細胞
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