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経済政策で人は死ぬか?~公衆衛生学から見た不況対策~(草思社文庫 ス4-1)

デヴィッド・スタックラー, サンジェイ・バス  著

橘 明美, 臼井 美子  翻訳
在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日  数量 冊 
価格 \1,430(税込)         

発行年月 2022年10月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 377p
大きさ 16cm
ジャンル 和書/生命科学、医学、農学/社会医学/公衆衛生学一般
ISBN 9784794226082
商品コード 1035162698
NDC分類 498.13
基本件名 医療経済学
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2022年11月1週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1035162698

著者紹介

デヴィッド・スタックラー(著者):デヴィッド・スタックラー(David Stuckler)
公衆衛生学修士、政治社会学博士。イェール大学、ケンブリッジ大学、オックスフォード大学などで研究を重ねる。オックスフォード大学教授を経て、現在イタリアのボッコーニ大学教授。著書にSick Societies: Responding to the Global Challenge of Chronic Diseaseがある。
サンジェイ・バス(著者):サンジェイ・バス(Sanjay Basu)
医師、医学博士。オックスフォード大学大学院にローズ奨学生として学ぶ。スタンフォード大学予防医学研究所助教などを経て、現在はプライマリケアに関する公益企業Waymarkの共同創業者。
橘 明美(翻訳):橘 明美(たちばな・あけみ)
英語・フランス語翻訳家。お茶の水女子大学卒。訳書に、スティーブン・ピンカー『人はどこまで合理的か』(草思社)、ジェイミー・A・デイヴィス『人体はこうしてつくられる』(紀伊国屋書店)ほか。
臼井 美子(翻訳):臼井美子(うすい・よしこ)
英語・フランス語翻訳家。大阪大学文学部卒。訳書にジェラード・ラッセル『失われた宗教を生きる人々:中東の秘教を求めて』(亜紀書房)、ローラン・オベルトーヌ『ゲリラ :国家崩壊への三日間』(東京創元社)ほか。

内容

不況下において財政刺激策をとるか緊縮財政をとるかは、
人々の健康、生死に大きな影響を与える。
世界恐慌からソ連崩壊後の不況、アジア通貨危機、サブプライム危機後の
大不況まで、各国の統計から、公衆衛生学の専門家が検証。
同じように深刻な不況へ陥った各国が、異なる政策をとった結果は、
国民の健康にどのような違いを生んだか? 
長年の論争に、イデオロギーではなく、「国民の生死」という
厳然たる事実から答えを導く一冊。
緊縮財政が著しく国民の健康を害して死者数を増加させるうえ、
景気回復も遅らせ、結局は高くつくことを論証する。



第1部 過去の「自然実験」に学ぶ
 第1章 ニューディールは人々の命を救ったか
 第2章 ソ連崩壊後の死亡率急上昇
 第3章 アジア通貨危機を悪化させた政策

第2部 サブプライム問題による世界不況に学ぶ
 第4章 アイスランドの危機克服の顛末
 第5章 ギリシャの公衆衛生危機と緊縮財政

第3部 不況への抵抗力となる制度
 第6章 医療制度改変の影響の大きさ
 第7章 失業対策は自殺やうつを減らせるか
 第8章 家を失うと何が起こるか

結 論 不況下で国民の健康を守るには

目次

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