【MeL】第二言語学習の心理 ―個人差研究からのアプローチ―
奥野 由紀子, 阿部 新, 岩﨑 典子, 向山 陽子, 福田 倫子, 小林 明子 著
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内容
目次
第1章 第二言語習得における個人差 1. はじめに 2. SLA研究と個人差の捉え方についての変遷 3. 個人差研究の動向と各章の概要 3.1 個人差研究の流れと近年の動向 3.2 各章の概要 第2章 ワーキングメモリ 1. はじめに 2. ワーキングメモリ研究の概観 2.1 ワーキングメモリの理論とメカニズム 2.2 ワーキングメモリにおける個人差の測定 2.3 第二言語習得とワーキングメモリの関わり 2.3.1 SLAにおけるワーキングメモリの働き 2.3.2 語彙習得とワーキングメモリ 2.3.3 L2運用スキルとワーキングメモリ 2.4 日本語教育におけるワーキングメモリ理論の応用 3. SLAにおけるワーキングメモリ研究の展望 第3章 言語適性 1. はじめに 2. 適性研究の概観 2.1 適性テストと適性の構成要素 2.2 適性処遇交互作用に基づく仮説 2.3 適性研究のデザイン 2.4 年齢と言語適性 2.5 指導・学習条件と言語適性 2.5.1 文法学習の明示性と言語適性 2.5.2 フィードバックの明示性と言語適性 2.6 言語能力レベルと言語適性 3. 今後の展望 第4章 ビリーフ 1. はじめに 2. ビリーフ研究の概観 2.1 第二言語習得研究におけるビリーフ研究 2.1.1 第二言語習得研究における伝統的アプローチ 2.1.2 第二言語習得研究における文脈的アプローチ 2.1.3 第二言語習得研究におけるビリーフ研究のまとめ 2.2 日本語教育学におけるビリーフ研究 2.2.1 日本語教育学における伝統的アプローチ 2.2.2 日本語教育学における文脈的アプローチ 2.3 第二言語習得研究と日本語教育学におけるビリーフ研究 3. 今後の展望 3.1 ビリーフ研究の新たな研究視点 3.2 ビリーフ研究の今後の方向性 第5章 第二言語不安 1. はじめに 2. 第二言語不安研究の概観 2.1 第二言語不安の定義 2.2 第二言語不安の構成概念 2.3 第二言語不安が第二言語習得・学習に与える影響 2.4 第二言語不安を喚起する要因 2.5 第二言語不安の変化のプロセス 3. 今後の展望 3.1 学習者の多様な感情を対象とする研究 3.2 第二言語不安に対する教師の対処を探る研究 3.3 第二言語不安と学習・教育環境の関連を探る研究 第6章 動機づけ 1. はじめに 2. 第二言語教育における動機づけ研究の概観 2.1 社会心理学的アプローチによる研究 2.2 教育・学習心理学的アプローチによる研究 2.2.1 動機づけ研究の理論的拡大 2.2.2 タスクの動機づけ 2.3 動的・社会的アプローチによる研究 2.3.1 第二言語の理想自己 2.3.2 複雑系のアプローチによる研究 2.4 第二言語教育における動機づけ研究の新たな展開 2.4.1 複言語話者の動機づけ 2.4.2 エンゲージメント 3. 日本語教育における動機づけ研究 4. 今後の展望 第7章 第二言語の習得とアイデンティティ 1. はじめに 2. アイデンティティとL2習得研究の概観 2.1 L2習得研究におけるアイデンティティの問題 2.1.1 Firth & Wagner (1997):「L2学習者」というアイデンティティ 2.1.2 Firth & Wagner (1997):「非母語話者」vs.「母語話者」 2.1.3 Norton Peirce (1995):社会的アイデンティティ 2.2 「アイデンティティ」の捉えられ方 2.2.1 アイデンティティ研究の理論の概観 2.2.2 関連用語・概念 2.2.3 多様な観点からのアイデンティティ 2.2.4 L2日本語に深く関わるアイデンティティ 2.2.5 L2アイデンティティ 2.2.6 マルチリンガル・複言語・複合言語アイデンティティ 2.3 近年のL2日本語をめぐる研究 2.3.1 海外での日本語学習 2.3.2 インターネットによるL2日本語使用 2.3.3 留学 2.3.4 移住 2.3.5 ライフストーリーと「移動の視点」 3. 今後の展望
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